2023年グラミー賞生ブログ #0
さあ久しぶり3大会ぶりに2月という例年のタイミング開催に戻ったグラミー賞、もうすぐ始まるところ。直前にクエストラブ監修によるヒップホップ誕生50年を記念して(ここでの何がヒップホップの起源として定義されてるかが気になる。やはりDJクール・ハーク?)オールスターキャストのヒップ・ホップ・トリビュートのセグメントが発表されたので、それも楽しみ。あと、年明けから訃報が相次ぐ偉大なミュージシャン達のトリビュート・セクションも絶対企画されてるだろうから、これも気になるところ。日本版のWOWOWの方は今年のゲストで、昨年アメリカの『America's Got Talent』で評判を呼んだという7人組の日本人アイドル・グループ、トラヴィス・ジャパンがレッド・カーペット・リポーターとしてフィーチャーされてるのが例年とはかなり趣向が違うところ。今彼らのグラミー直前レポート番組やってて、ちょっとイタいところもあるけど(笑)彼らのファンの若い子達がこれでグラミーに、そして洋楽に興味を持ってくれるといいな、とちょっと思ってます。
WOWOWの方も始まったね。今年のスタジオゲストはIMALU、こがけん(お笑いの人だと思うけどこの人知らない、すいません)そしてR&Bヒップホップ系の音楽評論で最近存在感を高めている渡辺志保さん。おっとこがけんさん、熱く「今年のグラミーはアフリカ系アメリカ人アーティストが正当に評価されるかの分岐点になる」となかなかポイントをおさえた論を展開してるね。洋楽詳しいお笑いの人なんだな。今年はWOWOWのスタジオコメントもいろいろ期待できそうですな。あと、ヤング・サグやJUICEワールドのジャケを手掛けた日本人デジタル・アーティストK2ことアオタ・ソラさんもスタジオ登場、今日の授賞式の様子をライブでデジタル・アート化するらしい。今年のWOWOW、なかなかマルチメディアなアプローチで迫ってるな、ちょっと制作チームの気合を感じるね。
おっ、レッドカーペットの様子が写ったね。とりあえずレッドカーペット・リポーターはLA在住のR&Bヒップホップ・アーティストとの交流の深い、日本人ダンサーのCahogoldさん。何とクエストラブとお友達というコメントにスタジオの渡辺志保さんの目が一瞬ハートになってた(笑)。新人賞部門ノミネートのモリー・タトル(今日のウィッグはくるくる巻毛でかわいいなw)、先日フジロック参加がアナウンスされたアイドルズなんかがインタビューされてました。
ここで既に受賞が発表されてる部門で、日本人の受賞者が2人いるとジョン・カビラからの報告。何と最優秀グローバル・ミュージック・アルバム部門でマサ・タクミこと宅見将典さんがアルバム『Sakura』で見事受賞したらしい!凄い!クラシック系以外で、ソロ・クレジットでのグラミー受賞って史上初なんじゃないかな、過去の受賞者が思いつかないや(その後確認したところ、2001年第43回グラミーで喜多郎さんが『Thinking Of You』で最優秀ニューエイジ・アルバム部門を受賞してました!ご指摘頂いた栄光なきドン・キホーテさん、ありがとうございました!)。あともう一人はこちらは順当というか最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム部門のスナーキー・パピーのパーカッショニスト、小川慶太さん。彼はこれでスナーキー・パピーのメンバーとして3回目の受賞なんじゃないかな。お、今宅見さんのインタビューが出てる。いやあ嬉しそう、おめでとうございます!
スタジオでは新人賞部門ノミニーの紹介で、こがけんさんが「個人的にDOMI & JDベックが好きなんです。90年代以降超絶技巧のミュージシャンはクールじゃないっていう感じがあったんだけど最近またサンダーキャットとか超絶技巧がメインに帰ってきてる、そんなアーティストの一人」とコメントしててまたまたおっという感じ。おぬし、只者じゃないな。さて映像はレッドカーペットに戻って、Cahogoldさんにトラヴィス・ジャパンが合流したところに何と突然御大スモーキー・ロビンソンが乱入!いきなり盛り上がっていると今度はDJキャレドが通過。またスタジオに戻って、ウェット・レッグのインタビュー。来週から来日公演予定だけど「日本に行ったら自販機で温かいコーンスープを買いたいの」って君たち日本に何しに来るの(笑)?っていう受け答えがカワイイや。予想で最優秀オルタナ・アルバムとパフォーマンスでそれぞれ対抗○に挙げてた彼ら、いきなり両方受賞したというジョン・カビラの報告。いやこういう風にどんどん受賞者が発表されてるとメインの授賞式に向けてテンションが上がってくなあ。と言ってるともうそろそろ授賞式の時間です。(つづく)