2021グラミー・ショー生ブログ#6
さあ、物故者追悼コーナーのしんみりとした雰囲気の流れで登場したのは、グラミー史上初めて黒人女性としてカントリー部門でノミネートされたミッキー・ガイトンのそのノミネート曲「Black Like Me」のパフォーマンス。ラメのタイトドレスに身を包んだミッキーのゴルペル風の世界観を提示しながらのパフォーマンス、堂々として自身に満ちてて素敵なパフォーマンスでしたね。そして彼女の紹介で同じくソロ・カントリー・パフォーマンス部門でノミネートされてる「Bluebird」を歌うのは、先程カントリー・アルバム部門を受賞したミランダ・ランバート。さてこの部門は誰が取るんでしょうね。おおそして登場したのは、マレン・モリス。何とこの部門ではカントリー部門の主要曲をおおかたやるんでしょうか?歌うのは昨年のCMAアウォードでの最優秀シングル受賞曲で、「Bluebird」同様、カントリー・ソング部門ノミネートの「The Bone」。おおそして何と後ろのバンドでギター弾いてるのはジョン・メイヤーではないの。これもなかなか粋な演出ですね。
さて次はソング・オブ・ジ・イヤーの発表を前に、ビリー・アイリッシュとお兄ちゃんのフィニアスが、自宅での曲作りの経験を語るインタビューがちらりと披露されました。「ねむい時はすぐ寝れるし、ママという専属シェフもいるしね」というのはなかなか笑わせてくれました。一方WOWOWスタジオでは、クリエイティブマンの社長さんがポスティの受賞への期待を語ってます。フジロックでのトイレのエピソードはこれも微笑ましいところ。
さて続いて最優秀メロディック・ラップ部門の発表。おお何と、さっきパフォームしたばかりのアンダーソン・パークが「Lockdown」で受賞(やはりコロナテーマってことが大きいのかもね)。その他、トレヴァーの紹介で、最優秀ラテン・ポップ・アーバン・アルバム部門、バッド・バニーが受賞した後、いよいよソング・オブ・ジ・イヤーの発表に。やはり今年のBLMの方向性を考えると、自分の本命◎はH.E.R.の「I Can't Breathe」なんだけどどうでしょうか?おおやはり!ポスティやデュア・リパ、ビリーとフィニアスなど、他のノミニー達の祝福を受ける中、H.E.R.と共作者のティアラ・トーマス(ブレイズが素敵ですね)が登壇。この曲は自分たちの悲しみと痛みを表現するために共作者たちとFacetimeで作ったことなど、いろんなコメントを語ってました。ちょうどWOWOWでやっていた作曲者を目指す若いミュージシャンたちのリアリティ・ショー『Songland』でH.E.R.が出演したエピソードを見た直後だったので、この受賞は何だか自分のことのように嬉しいね。やはり2020年を代表するキーワード、コロナ、バイデン、BLMのうちの一つ、BLMが確かにこの年社会を包む状況として存在したんだ、ということがグラミーの歴史に刻み込まれた一瞬だった気がします。2年前に新人賞部門にノミネートされて以来、昨年は主要3部門ノミネートされながら主要賞の受賞を逃してきたH.E.R.、ほんとうに受賞おめでとう!
さて次はミーガン・ザ・スタリオンのパフォーマンスを前に、いかにミーガンが日本のアニメのファンかという話題で、WOWOWのスタジオは盛り上がってますね(笑)。ジョジョのファンらしいです、彼女。