古代エジプト展に行った話
皆さんこんにちは。香野文太です。
6月12日、京都の京セラ美術館に行ってきました。「古代エジプト展」を見に行きました。今まで行った美術館の中で最も楽しむことができました。2日経った今でも、ほとんど内容が頭に残っています。これまで、2,3日経つと、何がおもしろかったんだっけ?と頭に残らないことが何度かありました。今回、美術館を楽しめたのは、美術館の歩き方を少し変えたからでした。
まず、美術館に行く前に、内容の予習を行いました。今回は「エジプト神話」です。予習は「中田敦彦のYouTube大学」で行いました。欲しい情報が簡単に、わかりやすく手に入る。恵まれた時代です。よければ是非。
予習をしたことで、作品の意味を理解することができました。そして、作品に対する自分の考えを持つことができました。例えば、これは死者の書を表している絵だな。フンコロガシが描かれているということは、これはラーだな。など。作品を見て、ふーん、とならず、絵の意味を汲み取ることができました。
次に、解説を見る前に作品をじっくり観察しました。観察後、作品の意味(名前)を予想。そして、解説を見て答え合わせ。この流れにより、作品や神話が頭に定着しました。じっくり観察することで、現物の材質、状態、傷など細かなところにまで気がつくようになりました。小さな発見から、大きな考えを生むこともありました。
最後に、わからない単語をすぐに調べ、メモを取るようにしました。作品を見て感じたこと、考えたことも、メモするようにしました。文字にしてアウトプットすることで、自分が何を考えていたのか理解することができます。メモに何度も書かれている単語は、重要な概念だとすぐに理解することもできます。なので、美術館の最後の方には、重要なテーマや概念を理解して見ることができました。今回でいうと、「復活と再生」。この大きなテーマをもとに神話が作られ、作品に落とし込まれている、という考えを持って作品を見ることができました。
少し、意識を変えるだけで、こんなにも楽しめるなんて。これまで、美術館を全く楽しめていなかったなと感じました。
今後も、美術館に行くときは少し見方を変えてみようと思いました。自分なりの美術館の楽しみ方を発見したいですね。