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秋のおとずれ、夏の終わり。【訪問看護ステーション開設66日目】
帰宅が夜になり、秋の虫がすごい音量で鳴いている駐車場を後にし、マンションの階段を登っていくと、風と空気が完全に秋に入れ替わったことを実感します。
あ、夏終わったのね。
を感じました。
2021の夏が何がたぶん一生記憶に残るか、というと、
・訪問看護ステーション立ち上げの2ヶ月(7月8月)を必死で夏の暑さのせいだけではない別の何かのせいで汗をたくさんかいたから
・夏が一瞬で通り過ぎて行ったような体感時間だったから
の2つになるでしょう。
コロナは去年も夏に覆い被さっていたし、今年は世間でも夏を楽しんでいる人が去年よりも多い印象だし(その是非はさておき)、まだうちの事業所ではコロナ陽性の方や濃厚接触の方の対応をしていないこともあり、コロナと夏がセットで思い出される印象は個人的にはなく、、、やはり上記の2つになりそうです。
温冷交代浴しながら、ふと思いました。
ああ、訪問看護始めてよかったなあ。
と。
この年齢(49歳)で、ほぼ20年ぶりの臨床で、フランチャイズ先のウィルグループの支援と、集まってくれたメンバーのみんなのおかげで、訪問看護ステーションがよこはまの北山田に立ち上がり、職住近接で(職場まで車で5分)、地元の隣近所の人たちのために、普通に訪問に行ける喜び。
いつも見ていた街並みや道や住宅街が、別の意味を持って立ち上がってきて、利用者さんのお家の近くだーと気づいたり、運転していて居宅介護の事業所の近くを通り、お世話になっているケアマネさんの顔が浮かぶ喜び^^。
在宅ケアのリアルな現場で、赤ちゃんからお年寄りまで、全ての世代の全ての病や障害とともに生きる皆さんとそのご家族とともに日常を進む喜び。
これまでの自分の人生の全てが、若い頃に足を突っ込んで未消化だった全てが、訪問看護の現場で、一つひとつ、答え合わせのように、点と点がつながっていくように、”統合”されていく。その感覚を味わいながら、企業顧問の仕事と、在宅ケアの世界が自分の中で何か新しいものを共創していく喜び。
そう、このプロセスは年齢的には「降りていく生き方」に突入している自分に「統合」を与えてくれているのです。
この2021夏の2ヶ月で、それらがいっぺんに自分の生活の、日常の中に溶け込んで「あたりまえ」になったのでした。
これまでの人生で1番の熱い夏、アツい夏、必死の夏、喜びの夏でした。
去りゆく夏に感謝を込めて改めてこのブログを記録します。
来年の夏は何を感じながら訪問看護やってるんでしょうね〜^^。
そして探求はつづく。
ご近所のメダカ屋さんでパチリ。オーナーさんのメダカ愛溢れるお店で養殖場でした^^。近所にこういうところがある喜び^^。十匹がうちの睡蓮鉢のメダカの棲家に仲間入りしましたよ^^。