子どもにエールを贈る 小学校卒業式と2年間のPTA活動振り返り -day41/100day post vol.2-
今年も来ましたねえ。この季節。
コロナインパクトで卒業生と教職員のみでの卒業式開催、という中でなぜかPTA祝辞は省かれずに参加させていただいたPTA会長でした。
めちゃ参加したかったであろう保護者の皆さんの気持ちが乗り移ったのか、感極まって終盤泣きっぱなしでした^ ^;
→単に年取って涙腺ゆるくなってるだけ説、、
先生方の手作りの、心尽くしの準備とお式で、とても良い卒業式だったと感じています。
コロナウイルスインパクトのせいで、関係者はとても大変だったと思いますが、逆にだからこその知恵と工夫で子どもたちによい時間を提供することができた部分もあったのではないでしょうか。先生方、本当にお疲れ様でした🙇♂️
6年生の保護者としても心からの御礼申し上げます🙇♂️
松下幸之助さんも言うように、人の知恵と工夫に際限はないのだなあと、感じ入りながら自分としても2年間のPTA活動の集大成となる祝辞をお伝えさせていただきました(末尾に添付)。
今年の卒業生は、昨年度の卒業式に在校生として参加して昨年の僕のスピーチを聴いているので、続編的な流れで、考えました。
2年PTA会長やらせていただいたおかげで2年がかりでで自分が伝えたいことがハッキリした感じがありました。
結論としては、大人はこどもに心からのエールを贈るしかないんですよね、多分。
2年間のPTA活動の振り返りとしては、魅力的な先生方との出会い、他校のPTA会長さんたちとの出会い、子どもたちとの出会い、多様な保護者の皆さんたちとの出会いのおかげで、仕事では経験できないことを、地域の皆さんとともに、たくさん学ばせていただきました。
正直、めんどくさいことや不効率なことや心理的に負担だったこともありましたが、他の役員さんたちのおかげで負担をシェアして乗り越えられましたし、子育てだけの視点から、人育ての視点、地域全体の視点、地域育ての視点へ、モノの見方が変わったように思います。
地域の自治会の会長さんたちや社会福祉協議会のみなさん、登校班の見守りを支援いただいている地域の皆さんもそれぞれ個性的で魅力的な方々ばかりで、お話ししていて感銘を受けることが多かったです。人生の大先輩のみなさんとお友達になれたことがとても嬉しいです。
PTA活動を通じてご縁をいただいたみなさんに心から感謝です🙇♂️
4月からは仕事や各種プロジェクト以外では、小学校・中学校のバスケコーチ業に専念します^_^
さてさて、緊張した卒業式の祝辞ですが、PTA会長を今回で卒業する自分にとっての卒業制作。先生たちにも喜んでいただけたようです。
大人にもなんらかの印象が残ったとしたら、それは僕の草稿に対する、妻の手直し力=編集力、構成力のおかげであることを白状して、本日はこれまで^_^ 妻の切れ味するどい愛ある"大鉈"に感謝^_^
今回は完全に合作でした^_^
6年生のみなさん、ご卒業おめでとう!
そして探求はつづく。
菜の花も嬉しそう。校庭に咲き誇ってました^_^
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祝辞
六年生のみなさん、
本日はご卒業おめでとうございます^_^!
通年通りここに参加できなかった、
保護者のみなさまやご来賓のみなさまに代わり、
皆さんの晴れ姿と卒業の喜びを全身で感じつつ、
PTAを代表してお祝いの言葉を、エールを送ります。
去年私はこの場で
「大人になるって、楽しいですよ」と言いました。でも、実は、全ての大人が楽しく生きているわけではありません。
私も大人になって最初から楽しく生きてきたわけではありません。
私が楽しく生きられるようになった理由を考えてみると、それは
「自分の人生の操縦席に他の人を座らせない」というような変化があったからだと思います。
「自分の人生の操縦席に他の人を座らせない」とは、どういう意味でしょうか?
それは、自分の人生の操縦を自分でするということ。
自分がやりたいと思ったことを行動に移す時に、自分で考え、自分で選ぶ、ということです。
もちろんたくさん迷って、周りの人に相談はするけれど、最後は、自分で決める、ということです。
偉そうに言っていますが、私も最初からできていたわけではありません。
自分が小学校6年生の時は、自分の親をその操縦席に座らせていたと思います。
親の言うとおりにしていました。
その後も、進路選択の時に、進路指導の先生を操縦席に座らせていたり、
大人になって、会社の上司やライバルや自分よりうまくいっている同級生を、
自分の人生の操縦席に座らせていたこともあります。
でも、苦しくなって、なんだか生きていることがつまらなくなって、やめました。
そうして、迷っても、わからなくても、
自分で考えて、選んで、行動するようになったら、人生が楽しくなってきました。
たくさん失敗しましたが、それでも、
諦めずにチャレンジする気持ちが湧いてきました。
失敗にもめげなくなり、失敗が怖くなくなりました。
皆さん、
自分の人生の操縦席に自分が座っていたら、
大人になるって、歳をとるって、
すっごい楽しいですよ^^。
私は、
皆さんの自由な人生を信じています。
ワクワクする人生を信じています。
皆さんには、無限の可能性があります。
今日のこの言葉が少しでも
皆さんの心に残っていたら嬉しいです。
以上のエールを持って、
お祝いの言葉に変えさせていただきます。
令和二年、三月二十日 ○○小学校
PTA会長 べっぷふみたか
校庭に大きな桜の木があるのですが、卒業式に間に合って咲いてくれました^_^満開はいつごろかな^_^