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なんで訪問看護なの? “地域”の存在に気づき、住んでいる地域が自分ごとになる体験【訪問看護と地域】

この5年ほど、横浜に引っ越してきてから、情熱溢れる仲間達や先生方のおかげで住んでる地域の小学生・中学生のバスケチームのアシスタントコーチをやらせてもらっています。このところ、訪問看護ステーションの立ち上げ準備でかなりサボってますが、今後も休みの日など地域のバスケ好きなおじさんとして行ける範囲で続けたいと思っています。

そのバスケコーチのご縁で、息子達の通う地域の公立小学校のPTA会長を2期やらせていただく機会に恵まれました。

そしたらびっくり。PTA会長さんは自動的に社会福祉協議会というところのメンバーになるんですね。世間知らずな自分はそういう地域社会や福祉の仕組みもわかっておらず、会議や交流会を通じて、社会福祉協議会のメンバーでもある地元の元気で面白い自治会の会長さん達ほかのみなさんと仲良くさせていただき、彼ら彼女らのお悩みを聞く機会をいただくわけです。

すると、高齢者の孤独死や地域の空き家問題、さまざまなこころや家族間の悩み、自治会運営の高齢化や、地域の人が気軽に集まれるコミュニティセンターの充実化のニーズなど、東京からほど近い地域にも当たり前に地域社会課題があることをリアルに感じるのでした。“地域“と出会った瞬間かもしれません。

生まれ育ったところではない地域で、そういう当事者性と出会えたのは、子育てのおかげなんですね。

バスケットボールの指導を通じて地域の子供達(つまりは自分のむすこ達の同級生や先輩後輩さん達)と知り合い、その親御さん達と知り合い、そのじいちゃんばあちゃん達と知り合います。すると、じいちゃんばあちゃん世代は自治会の活動を熱心にされていたり、近所の公園を掃除されていたり、自分にできる範囲で“地域“のことをされているんですよね。。。

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大好きな地元のお寺の今年の春。素敵なお庭です。

いま、自分が住んでいる地域が大好きです。生まれ故郷でもマーケティング的に“正しい“地域でもなく、自分の住んでいる地域、またはその近くで地元の地域の人に喜んでもらえる何か(商売?サービス?)をやりたい、という感覚がこの5年でじわじわ、なんだか自然と湧いてきた気がします。


子育ての延長で友達が増えて、地域と出会って、地域が自分ごとになって、自分にできることを考えたときに一つの答えが訪問看護をやる、ということだったのだと思います。

新卒でナースになり、25年間、社会人(なんちゃって感万歳ですが)やってきて、さまざまなお仕事につかせてもらって、医療・介護・ビジネス・行政・個人、それぞれの立場や職種を知り、1周回って地域社会について考える、利用者さんそれぞれのご自宅、ご家庭について考える、在宅ケアを考えることの豊かさやありがたさを感じています。


そんな自分が、医療的な在宅ケアが必要な新生児・小児の利用者さんから難病やがん末期の利用者さんまで、ゆりかごからお看取りまで、人生すべての段階の利用者さんをサポートすることを大切にしているウィルグループのみなさんと出会ったのは(コルクラボ盟友の友人、落合さんのおかげでウィルの存在は元から存じ上げてはいたのですが、このタイミングで再開、本当の意味で当事者として出会った感じ)まあ、必然と言えば必然なのかもしれません。ご縁に感謝です。


なんで訪問看護なの?ともし聞かれたら、そういうことが背景にあることを短く(ここ大事)答えられるようにしたいなあ^^。


そして探究は続く。

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お気に入りの地元の景色たち。当たり前の日々の暮らしについてぼんやり考えています。

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