当事者性という、テーマ 身体障害者入所施設 足柄療護園で学んだこと -スマホで100日連続noteに挑戦day47-
本日は昨日お邪魔した社会福祉法人、足柄療護園さんで学んだことを備忘録兼ねてメモ。
地元の社会福祉協議会さんの研修旅行に地元小学校のPTA会長として協議会のメンバーとして参加させてもらいました。関係者のみなさま、感謝です🙇♂️
タイトル画像は、その途中で見学に寄った小田原フラワーガーデンさんのバラ^_^
薔薇の街、福山を思い出します^_^
障害者の実数インパクト。相対的な高齢者医療・介護と比べての予算配置の少なさ?!
以下、数字はかなりざっくりまとめちゃってます。正確なデータ必要な方は他エビデンス参照願います🙇♂️
事務局長さんのお話からメモ:
障害者は約900万人以上。うち、身体障害者と精神障害者がざっくり400万人くらいずつ。知的障害者が100万人くらい。
身体障害者向けの入所施設で60人個室。6部屋のショートステイ。国は大規模な入所施設は新設しない方向。県西部に施設が手薄く、かなり順番待ち。デイサービスに往復1時間半かけてくる利用者さんもいるくらい。
精神障害者の課題として、地域以降と就労移行→グループホームなどで地域近接型の対応へ
施設で暮らしている人はごく一部。
身体障害者のうち65歳以上が70%以上,
身体障害者の定義とは?
在宅身体障害者のうち、358万人のうち
↓
大きく分けて、
視覚障害30万人
聴覚言語障害30万人
→嚥下障害はここに含まれる
肢体不自由障害170万人
内部障害→心臓、肺、腎臓、肝臓など内臓系90万人
身体障害の発生年齢は
6割以上が40歳超えてから
→中途障害、という概念。
精神障害者は
10歳から39歳までで発生下いる人が多い
初歩的なことをかなりわかっていなかったので、とっても勉強になりました^_^ 感謝。
一番印象的だったのは、日本の全国民の12人か13人に約1人が障害者、というごく初歩的な数字。
そうか、そんな割合や頻度でなんらかの障害ある方が生活しているのに、、、もっと予算活用してもいいんじゃないか?という業界の方の感覚、分かりますねえ。
政策的なことかなり、素人ですが、素朴に素人でも感じますねえ。もちろん、予算があっても人手が足りない今の時代に、そこだけに注目するのは間違いなんだとは思いますが。。。
ひとつのものの見方を習ったような気持ち。
当事者の声から感じる当事者性の浸透度やパワフルさ
失語症と身体障害者の実体験をもつ若い利用者さんから体験のシェアをいただきました。
とても流暢に口頭プレゼンされ、自作の素敵な真っ直ぐな詩を音楽に載せて音読してくださいました。
何事もなく、なに不自由なく身体も言葉も使えている日常を味わって楽しんで欲しいと、メッセージもらいました。
二人三脚で進んでこられた言語聴覚療法士の方のことを「どん底にいた自分を前向きに生きる方向に変えてくれた、恩師です」と明るい笑顔で、表現されました。
医療専門職っていいなあ、と素直にそう感じました。唯一無二の貢献価値を、利用者さん、患者さんに提供できるお仕事。プライスレスです^_^ 同時に現場で働く友達や仲間たちのことを誇らしく思いました^_^
勇気をいただきました。ありがとうございました^_^
情報普及のレベルから感じる、当事者性への課題感
スタッフの方と話していて、もっと一般の人に知ってほしい、と。誰もが身体障害者になる可能性があるのだから、、、、とおっしゃってました。
そうなんですよねえ。。。
病気の発症や障害を持つ、という体験は、ご本人からしたら、その可能性や具体を知らずに、ある時突然そっちに連れて行かれる体験なんですよねえ。。。
看護師時代や研究者時代に感じていた疾患啓発やリアルな医療情報の普及啓発研究へのモチベーションは、同様の課題感から生まれていたように思います。
当事者性をもちにくい現実へ、当事者性を持ってもらうための営み。
今読むと無理があるようにも感じるのだけど、それでもなにも知らずに当事者になる前に、当事者性をもった、自分ごととして捉えられるような事前学習があることの意味は、やっぱりあるように感じるのでした。
思えば、当事者性というキーワードと、ずっと向き合っているような気もするなあ。。。
とても良い学びをいただきました。ご縁に感謝しつつ。
そして、探求はつづく。
こちらも小田原フラワーガーデンのかわい子ちゃんたち^_^