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「気の向くまま/日曜の言訳」2023/02/26

今日はなにしてたの。

この狭い窓枠が、午後は大変日差しが気持ち良いらしく、前足も気の向くままにだらけている。



日曜ルーティーン。

朝、いつもの時間には起きない。
起きなくても良い。
遅起きは、休日ならではのイベントなのでこれは許容範囲。むしろ、これがないと休日感がないかもしれない。

ねこ部屋解放と朝ごはん。
ヨーグルトはねこに狙われるので、解放前に腹へ収めておく。

ご飯を食べて元気に階段を駆け降りていくねこに先導され、よたよたと降りる。
昨日と変わりばえのない家の様子でも、自分の領地はきちんと毎日パトロールし家の者を1人ずつ嗅いでいく。一生懸命嗅くねことの正しい挨拶は、地に伏して人差し指を差し出すこと。朝なので、カラカラに乾いた鼻先を感じる。しばらく嗅いで、存在を認められたら、そのままその手で小さい頭をなでる。耳の先っぽが冷たい。今日はこの耳を温めることが仕事。

それ以外はなにをしようか、考える間もなくインターネットへ。ねこは流れるように膝上へ。
考えようとしていたのかもしれないが、考えるためにはインターネットで調べなければいけないことが出てくるのは必須なので、行き着く先は結局インターネット。


膝からおもむろに飛び降りて伸びをする。胴が急カーブしたかと思うと次には後ろ足を踏ん張って前伸びをする。何度見ても素晴らしい緩急。
ねこが立ち上がったということは、ねこのおやつの時間。つまり、15時。

15時?

起きてから6〜7時間経ってる…。

この焦燥感にも、もういい加減慣れても良さそうなものだが、毎回新鮮に焦燥する。

ねこの寝やすい形になって痺れた足を懸命に動かす。おやつ待機所(脱衣所)で元気いっぱいに叫ぶねこの声を支えに、おやつを準備する。


焦燥したところでなにをするでもない。
おやつを食べ終え満足したねこを腹に乗せながらインターネットをする。

しかし、明日からまた労働。
これを考えると脳が身構える感じがする。日曜日はこれがあるから魅力が半減しているな。やめた方がいいよ。
しかし、それに比例するように、インターネットでの指の動きが「仕事効率」「Excel」「会話術」などの文字を追うようになる。
見た瞬間から忘れていくので、視聴履歴がついていても次々と新鮮な気持ちで視聴する。

腹からおもむろに飛び降りて伸びをする。胴が急カーブしたかと思うと次には後ろ足を踏ん張って前伸びをする。何度見ても素晴らしい緩急。
ねこが立ち上がったということは、ねこのご飯の時間。つまり、19時半。

19時半?

ねこのおやつから5〜6時間経ってる…。

もはや焦燥感はない。諦念。これから今日を良くすることはできない。
それに比例するように、「ゲーム配信」「大食い」へインターネットの舵をとる。
ねこが部屋へ帰る10時まで、こうしてうだうだと月曜への覚悟を決めて眠る。



このような過ごし方をする休日では、平日より日記を更新するタイミングを逸しやすい。
しかしここまで続けたなら、好きな時に更新、でも続けられる気がする。慣性の法則的なものを信じる。

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