「空似/二部構成休日」2024/10/20
今日はなにしてたの。
ん?
他猫の空似。
ねこに会えないから猫補充してくるか、と気安く島に訪れ、より一層ねこに会いたくなって帰ってくる始末。
今日は出張の中日の休日。
労人生初めてのできごとで、どうしたらいいのか分からない。
ので、
頼むぜ先生。
あの島までだ。
桜島のフェリーがどんだけ穏やかだったかが分かるほど、波をかぶった。
デッキにいた人々がどんどん客室へ退散するなか、逆張りでもなんでもなく、楽しくてずっと波をかぶって揺られていた。先日4DXを経験したばかりの身には楽しい。
メガネが使い物にならなくなっても外して船の揺れと景色を眺め続ける。
藍島に着く頃にはびしょびしょに濡れてガタガタ震えた。
到着してすぐにねこが寄ってくる。
猫にまみれたいい島。
猫を喜ばせるものはなにも持っていなかった。
ちょっと鳴いて撫でさせて、なにもでてこなければスッ…と離れていく。
エサをあげてしまっていつまでも着いてこられても辛かっただろうから持ってこなくて正解だったかもな。
なにもあげるものがないのについてこられること、どうしようもない。
鳴きながらついてくるのでタチが悪い。
罪悪感がすごい。
カーブを曲がって姿が見えなくなったところで諦めたようだった。
ずっと一本道で車一台が通れるギリギリの幅なのに、対向車注意と道に書いてあって、これでさらにすれ違うとは。しかも猫も湧いてくる。
歩いていて一度だけ車が来たので、本当だと納得して道のはじまで避けた。
貸切の千畳敷を前にして途方に暮れたり、
わいわいビーチのわいわいでない顔をみたり、
ゲゲゲの貝を見つけたり、
でかい魚が一瞬打ち上げられるのを目撃したり(そんな一瞬撮れるわけ無いので画像は流されるBOSS缶)
トンネルを見つけて「哭…倉…?」ごっこしたりした。
小腹が空いたのでクルミパンとヨーグルッぺ桃で一服する。
音もなく近づいてきていた。隣に座られる。
袋のガサガサ音がトリガーらしい。
しばらく一緒に海や前に座っているカップルを眺める。
なにもくれないことを察したのか、
どんどん距離を置かれる。
期待させてすまないね。
滞在時間3時間ほどで十分満足。
帰りは流石に客室で帰る。
…。
第二部。
ええいなにくそこちとら休日の精神で、城にも行く。
城壁としての強度は弱いが、あえてでかい石(鏡石)を城壁に組み込むことで権力顕示になるらしい。
城から出てフラフラしていたら、あの白洲灯台記念碑を発見。
なにが、あの、なのか。
朝見ていた灯台だった。
藍島で小学生が張っていた伏線を、丸一日かけて回収できた。
思い返すと、この灯台が小倉城よりも記憶に残っている。
こんな城の隅っこで一番テンション上がるとは。
今日発した言葉オンリー3
3位(帰りのチケット渡し忘れて)すみません
2位(タッチ決済がうまくいかずちょっと待ってといわれて)大丈夫です
1位「部屋のティッシュがなくなりそうなんですが…」
今日一日一人で休日を過ごしてみて、思い知った。
まっったく人と会話しない。
猫に赤ちゃん言葉で話しかけたくらい。
一人暮らしってこういうことかと実感。
一人旅に慣れていなさすぎて、ずっと委員長の雑談配信を聴いていたので、まだ精神は保てている方かもしれない。
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