オリンピック閉会式@Eテレ

手話もつかず、字幕もズレまくりで、楽しさ半分だった開会式。
たくさんの声が届いたのでしょう。
今日の閉会式、大きく変わりました。

NHK総合テレビと同時にEテレで手話通訳と音声多重で視覚障害者向け解説が付くと。

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「すごーい!!」
「だけど、、、なんで、メインの放送につかないで、分けるの?」

それが正直な気持ちでした。


「普通の人は普通に見る。特別なサポートが必要な人はそれとは別に、それ用の特別な番組を作るから、そっちを観てってこと?」
「Integrationを目指す社会で、なぜ分ける??」

そんなふうに感じました。
そして、Facebookでも書きました。
「同じ番組を見たいのにな」と。

でも、始まってみたら、なんと同じ映像を使っていて、Eテレはその映像を少し小さくして、手話をつけてたのです!

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つまりEテレは特別な構成の番組ではなく、世界に配信しているのと同じ映像の放送だったのです。

そして、手話表現はろう者自身。

えっ、聞こえないのにどうやって?って思いますよね?
私も思いました。
そしたら、友人の松森果林ちゃんがFBで説明してくれて判明。
https://www.facebook.com/100006988504123/posts/2978888385687416/?d=n

手話表現しているろう者は、音声言語を手話言語に変えているフィーダーという人の手話を見て、より、わかりやすい手話表現をされているとのこと。


音声→手話→手話、、、

それなのに、ほとんどがタイムラグがないのが素晴らしい!

日本手話の豊かな表現も素晴らしい!!

あまり理解しきれない私の手話力のなさが残念!(勉強せねば、、、)

また、今回、組織委員会の橋本会長とバッハIOC会長の挨拶では、テレビの中継映像にも、会場で流している(と思われる)手話通訳がワイプで入りました。

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結果、Eテレでは、2つの手話が入ったのです。

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同じことを伝えているのに、手話が違うのがよく分かりました。

一般の多くの人が見る総合テレビで手話も字幕も入っていることによって、見ている人がそれを「普通」のことと考えるようになって欲しい。

でも、より一層、わかりやすく、みやすく、多くの人が楽しめるような、いろんなものを織り込んだパターンを別に用意して、そちらが良い人はそちらを「選ぶ」というやり方は、「アリ」かもしれない。

それは「分け隔て」ではなくて、「選択肢」なのかも。

(今回、総合は途中でニュースが入ったり、災害の情報が枠で入ったりしたので、手話や副音声がいらない人でも中断なしEテレを選んだ人もいたかもしれません。)

ちなみに、字幕はどちらでも付いていました。
でも手話がついたことで、その字幕の遅れが顕著にわかった気がします。


日本国旗を運ぶシーンも先頭のぎこちない歩き方が柔道の高藤選手だとか、体操のタケルくんの笑顔も、手話のおかげでバッチリ分かったけど、字幕はやはり一人分くらいずれてて、、(画像では、手を振るお医者さんにの紹介に合わせて手話もお医者さんの名前を伝えているのに、字幕は大橋選手。)

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テレビの「生字幕」の仕組みは分からないけど、UDトーク使って認識させるとほぼ遅延なく字幕出せるし、テレビ局ならそれくらいの技術はないのかなぁ、、といつも思う。


ともあれ2週間前の「開会式ショック」からの動きは、手話話者、特に日本手話を使う方たちにとっては、すごく大きな前進なのではないかしら?

こんなやり方ができる、っていう前例を作ったのだから。

今後、テレビ放送に「手話をつける」ということは、どんどん広がっていくに違いありません。素晴らしい!!

でも、、、

でも、手話をつけて終わり、としてほしくないです

手話がわからない聞こえない人もたくさんいることをテレビ業界の方は忘れてほしくないのです。

今の字幕で本当にいいと思いますか?って。

「ないよりマシ」で妥協したくないのです。

健聴者の世界からははみ出し、でも、ろう学校も出ていない、日本語対応手話しかできない、だから、ろう者の世界にも入りきれずにいる私にとって、文字による支援はなくてはならないものだから。

それを理解してもらうことが、中途半端な立場にいる自分の存在を認められることにもなるのです。


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ぶーみおちゃんぷ
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