一票の行方は?
国政選挙から地元の区(市)議会議員選挙まで、数年おき、いや、多い時は年に2度とか、選挙があったりします。
最近はテレビでの政見放送や街頭演説に手話通訳が立つことも少しずつ増えてきました。
で、「なんとなーく」良さげな人に投票して、その人が議員さんになったとして、その後って、皆さん、どうされてます?
多くの議員さんは、地元で、「区政(国政)報告会」みたいなのを開催して、自分を支援してくださる方に、議会でこんなことを話し合いました、自分はこんなふうに質問しました、関わりました、ということをお話しする機会を作ってるとのこと。
そういう会で、支援者から叱咤激励を受け、さらに頑張る、みたいな感じになるのでしょう。
でも私は知らなかったし、もちろん参加したこともありませんでした。
当選した議員さんたちがどんなことをしてるかなんて、知らないまま、議会そのもの、区政がどうなってるか、なんて知る術もないままでした。
で、今回、地元の区議会議員・岩瀬たけしさんの区政報告会。
春に区議会議員選挙があり、新生・練馬区議会の一区切りでの報告会とのこと。
たまたま同じ地域の委員会でお会いし、たまたま小学校の新旧PTA役員というつながりから、区政報告会に UDトークで情報保障を、という話になり、お手伝いさせていただくことになりました。
初めてにもかかわらず、スクリーンへの投影、日本語英語両方、というチャレンジでしたが、スタッフにデジタルに聡い方がいらっしゃり、初めて打ち合わせでudトーク紹介してからたったの1週間で、リアルタイム編集(誤認識修正)、UDコネクト使ってのトーク作成からの、ログ残しからの動画字幕つけ、、をマスターされるという神技!
本番も、報告会のパワポと、udトークの2画面投影でバッチリ。
音響設備がなかったので、wt-01のマイクを使い、質問などの時はそのマイクを回すことも忘れずにやってくださり、ほぼパーフェクトな運用でした。
次は、報告会を動画で撮って、字幕つけてアーカイブ配信もしたい!とさらなる上を目指す発言も!楽しみです。
私は特に固定した政党や議員さんを支持することはないのですが、やはり、このようにちゃんと「伝えたい!」、そして、通常のやり方のままでは伝えられない人がいることを残念に思い、どうしたら伝えられるかを考えてくださる方の応援はしていきたいと思うのです。
本来なら、そんなこと当たり前で、そこを理由にして「選択」するのではなく、考えや方針、公約などを吟味して、投票できるべきなのですが、、。
実際、選挙期間中の演説などでは、手話通訳を立てることは認められているものの、リアルタイム字幕の投影は、公職選挙法に触れるとのことで、認められていません。
でも、昨日の報告会でも、聞こえていても、分かりにくい言葉や聞き逃した言葉を「文字」で見れることで補完できたという声があったように、言葉を伝える「手段」として、音声、手話、そして「文字」は同列に扱ってもらえないものでしょうか。
誤解を恐れず言うならば、手話は、通訳者を通すことで多少のバイヤスが掛かります(一言一句そのままではない)が、音声認識の字幕はその人の言葉そのままです。そんな意味じゃなかった、とかにはなりません。言った、言わない、にもなりません。(だから政治家は使いたがらない説あり 笑)
ともあれ、今回は一つのステップ。
彼がやっていることを、他の議員さんたちが見ることで、自分も!と思ってくれる波及効果にも期待してます。
せめて地元の、手の届くところから、広げていきたい。
だって、音声認識アプリUDトークを生んだ街ですから。
最後に、、。
お手伝いで参加するなら、ってことで、私にも話をさせていただく時間をいただきました。チャンプのデモも少し。
地元の方が多い中、それでも「聴導犬、初めて知ったわぁ」という方がほとんど。
こちらもまだまだですね、頑張らないと。
ということで、日曜日の午後、こんなふうに過ごしました、というご報告。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。