チャンプ京都旅(2日目)
残念な入店拒否はありましたが、無事、初日を終えた私たち。
中日は少し遠出を、ということで、嵐山に向かいました。
その前に、娘たちのお召し替え待ちの間に八坂神社へ。
「犬は入れません」看板はありましたが、チャンプさんは問題なく、お参りできました。
嵐山までは乗り継ぎ1回のバス旅。
乗り合わせた外国人ファミリー、チャンプをガン見するお子さんにママがそっと教えていたり、隣に座ったおばあちゃんにかなり時間経ってから驚かれたり、チャンプが一緒だと周りの人たちの反応を楽しめるので、飽きずに過ごせます。
嵐山はまだ桜にも早く、春休み前にもかかわらず、すごい人、人、人!!
細い歩道ですれ違うのも一苦労でした。
人をかき分けながら、新しいフォトスポットとして話題の嵐山駅の「キモノフォレスト」へ。
駅は乗降客が多いのに、改札がなくて、中に入れます。
たくさんの人が京友禅の森の中でポーズを決める中、もちろんチャンプもハイポーズ!
フォトジェニックなだけでなく、着物のいろいろな柄の説明もあって、けっこう見入ってしまいました。
夜はライトアップされて、さらに素敵らしいです。
みたらし団子などを食べ歩きしながら「竹林の道」へ。
人がたくさんいても、なんだか、幻想的で、しっとりした趣きが素敵でした。
食べ歩きはしたけれど、お昼はやっぱり湯場やお豆腐食べたいよねーと言いながら歩いていましたが、どこも行列!
お腹もそこそこだったので、うどん!!ってことで、天龍寺門前の「嵯峨とうふ稲 本店」へ。
2階席に向かう階段に並んで待っていたのですが、、、あと少し!というところになって店員さんから「犬は入れません。」と。
補助犬法の説明をしたところ、奥から社員さんが出て来て、「盲導犬も断っている」と。
「一社員として、私個人としては、いいと思うのですが、社長の方針で、、。」
散々、待ったあとだったので、かなーり腹は立ったのですが、行列の人たちの注目を浴びる中、アルバイトさんに代わって出てきた社員さんが「社長の意向」の印籠を出して来て「自分の責任じゃない」アピール。法律なんて、どこ吹く風〜なら、もうしょうがないや、、ってことで。
「わかりました。では、代表の方のお名刺をいただけますか?また別途改めてご連絡させてもらいます」
店内に戻る社員さんの後ろ姿を見送りながら、「今日はこれで引き下がるけど、これで終わるとは思わないでね」と心の中で、宣戦布告。
すると、その心の声が聞こえてしまったのかなぁ、その後、最初のアルバイトさんが出て来て、入っても良いと。
社長のせいにしたけど、名刺渡せと言われて、その嘘?がバレてしまうと思って、慌てて、OK出し、しかも自分は顔出さず、バイトさんに言わせ、頭下げさせる。
結果として、お店に入れて、美味しくいただいたから、「拒否事例」にはならないのですが、こういう対応もあるんだ、ということ、なんかモヤモヤした気持ちになりました。
チャンプはもちろんテーブルの下。
この姿を見ても、社長さんはダメっていうのでしょうか(笑)
とりあえず、お店の名前をしっかりと頭に刻み、渡月橋へ。
「科捜研の女」などドラマではよく見るものの、実はお初。
「くまなく月が渡る」渡月橋、、やはりタイミングがちょっと残念、、桜や紅葉の季節だったらもっと素敵だったんだろうなぁと、思いました。
でもヒノキの欄干は趣きがあり、「ザ・京都」な感じは素敵で、もちろん記念撮影。
憧れの地に、「京都キター」感と少しのモヤモヤも感じつつ、嵐山を後に。
次なる目的地は「鹿苑寺」、、そう、金閣寺。
こちらも「犬の散歩禁止」の表示がありましたが、受付でも笑顔で対応していただき、中でも呼び止められることもありませんでした。
考えてみたら、私、金閣寺も初めてかもしれません。
平安文学好きで、京都の大学に行きたい!と願書も取り寄せるほどだったのに、、、。
聞こえていた頃に憧れていた京都を、聞こえなくなった私が、修学旅行や友達との旅行で京都旅歴のある娘たちに案内されて、パートナーの聴導犬チャンプと共に巡る、なんて、やっぱり「人生いろいろ♪」ですね。
金閣寺からバスを乗り継ぎ、祇園へ。
着物を返して、夕ご飯までの時間、うっすら暗くなり始めた花見小路をふらりふらり。
「一見さんお断り」なんて言葉が浮かんで、お店の戸を開く勇気が持てないまま、時代劇のセットのような雰囲気を味わいつつ、表通りに出て、抹茶ソフトクリームを、、。
抹茶大好き女子3人、明日の宇治への期待がさらに深まった食前スイーツでした。
そして、夕食は、リベンジすき焼き!!
京町家居酒屋 龍池楼(たついけろう)
https://orsetta-ristorante.com/
実は、昨日のすき焼き屋さんの同伴拒否を日本補助犬情報センター事務局長・橋爪さんに愚痴ったところ、京都出身の彼女から同級生のお店を紹介していただいたのです。
「予算さえ大丈夫なら、ぜひ!」と言われるほど、確かに、ふらり立ち寄るようなお店ではないのですが(笑)、昨日の悔しさとすき焼きへの思いに、(昨日参拝した)清水の舞台から飛び降りる気持ちで、予約をお願いしたのでした。
そして、お店へ。
京町家の佇まい、京友禅下絵の装飾、目にも楽しい前菜、念願だった生麩の田楽、ジビエが苦手な長女もペロリの鹿肉のカツレツ、溶けてしまいそうな黒毛和牛のすき焼き、、、日本酒ベースのリキュールをいただきながら、堪能させていただきました。
お席は靴を脱ぐお座敷でしたが、もちろんチャンプもOK!
店主の熊谷様(橋爪さん同級生)も挨拶に来てくださり、記念撮影!
本当に、素敵なひと時でした。
ただ、残念だったことがあります。
それは、、、3人分のすき焼きのコースがとってもボリュームがあったこと。
そのせいで(笑)、本当にもうお腹いっぱいになってしまい、アラカルトにほとんど手を出せなかったのです!
食べてみたいものがたくさんあったのに、、、。
我が家の大喰らい男性陣がいれば、きっと、あれもこれもいただけたはず、、、それだけが心残り。
いや、これは京都にまた来なさいということ、そしてまたこちらに食べに来なさいということだと、自分に言い聞かせて、後ろ髪ひかれつつ、ほろ酔い気分でお店を後にしました。
こうして京都2日目、盛りだくさんの1日が終わりました。いっぱい歩いたね〜チャンプ!
最終日もあれやこれや詰め込みました。
それはまた後ほど。