「POLIZEI犬ぬいぐるみ」を手に入れました
どうも、マルメの鷹です。
旧態依然とオールドスタイルを貫くミリブロから足を伸ばし、noteなるものを始めてみることにしました。
こういう時、続けるためのコツは、ひと記事ひと記事は短めにサクッと書くことだと思います。
ということで、今日の話題です。
「POLIZEI犬ぬいぐるみ」
可愛い縫いぐるみですね。
手に入れてから指摘されたんですが、シェパードの縫いぐるみって実は貴重かもしれませんね。
正面からみると割と普通の犬のぬいぐるみですが、特徴は背中にあります。
燦然と輝くPOLIZEIの文字。
どうやらモチーフは、警察犬のようですね。
オーストリア警察装備を、同志のわかめご飯さんが共同購入するのに乗っかって購入したものになります。
オーストリアのこちらのミリタリーサイトで購入したんですが、なんか商品写真とまったく違うものが来た気がしますが・・・・・・。
まぁ可愛いのでヨシとします。
いつもミリタリーモノの買い物をしていい顔をしない妻が、珍しく好印象で迎え入れてくれた軍拡(?)でした。
他にも「SECURITY」や「ZOLL(ドイツ語で"税関")」、「FEUERWEHR(ドイツ語で"消防署")」のバージョンもあるみたいです。
違うの背中だけじゃないですかね?
Südbayern SEKにおける警察犬
さて、余談までにミリタリー装備に関連してもう少し掘り下げます。
上の写真は2019年2月21日、バイエルン州の州都であるMünchenの建設現場で発生した発砲事件に出動した際のSEKの写真です。
2名が殺害された現場にはかなりの部隊のSEKが出動していましたが、その際に珍しい警察犬を連れたSEKが出動していました。
犬種はあまり詳しくはないですが、シェパードのようですね。
またこの隊員の装備もかなり独特であったため、界隈で話題となった人でした。
グロインプロテクターなし、ショルダーアーマーなしの軽装であり、さらに次の写真がわかりやすいのですが。
ハンドガンのGLOCK17にロングマガジンが刺さっています。
Medic pouchについた十字架パッチも特徴的ですね。
2019年3月4日、発砲事件の通報があり、バイエルン州Traunreutに出動した際の写真ですが、その際も同じ隊員と思われる人物が出動しています。
SEKの装備を集めるには基本的には報道写真から学ぶしかないのですが、この隊員は特徴的な犬がいるおかげで、珍しく全身の装備がわかった例になります。
また警察犬にも特殊なベストが装着されており、まさに警察犬っぽいですね。
ここで豆知識なのですが、英語で警察犬部隊は「K9」と言われますが、これは英語で犬を"Canine(ケーナイン)"と言うのですが、それに当て字したからになります。
ドイツでは警察犬部隊は"DHF"と言われます。これはドイツ語で"介助犬ハンドラー"の意味になる"DienstHundeführer"の略称になります。
このパッチを付けている人は犬を連れていなくても、警察犬部隊と考えられます。
2016年7月23日のミュンヘン銃撃事件に出動した隊員の中に、DHFのパッチが確認できます。
また入手はもちろん出来ていないのですが、在ミュンヘンのグラフィックデザイナのPhilipp Schilli氏がどうやらBayern州からの仕事で作成したK-9パッチも存在しているようですが・・・・・・、実際の報道写真で確認されたことはまだありません。
パッチ自作したことのない人には分からないと思うんですが、基本的には刺繍のパッチよりもPVCのパッチの方が最小ロット数が多くて苦労する事が多いです。なのでなかなかこういうニッチなパッチは作成出来ないんですけれど・・・・・・格好いいですよね。
最後に、自分がメインにやっているバイエルン州南部ではなく、北部NurembergのSEKの写真です。
恐らく突入時のガラスなどで傷つけないための靴と、口輪してますけれど、それ以外はただの散歩かな?って感じです笑
2020年1月23日のMömbrisで、44歳男性が鉄の棒でパトロール警官を襲ったため出動したSEKの写真です。
撤収時だからかすべて脱いでますけれど、可愛いですね。
2020年9月7日、BürgstadtにNuremberg SEKが出動した際には、ちゃんと着込んだ警察犬が認められました。隊員の背中には「K-9」のパッチがあります。世界的にはそっちの方がわかりやすいですから、もしかしたらドイツでもそっちを使い始めたのかも知れませんね。
というわけで気がつくと長くなりました、ドイツのバイエルン州の警察犬の話でした。