【UNDERCOVER 2020SS】個人的ルック考察!
どーも、こんにちは!
今のシーズンは 早いブランドですと2020年の春夏コレクションを発表していますね。
私も生でショーを見たい。。。
先日のヨウジヤマモト2020SSに引き続き、今回はアンダーカバーの考察をしていきたいと思います!
まずショーは、暗い会場で 不気味な音楽が流れる中で始まりました。
これまでのコレクションとは一転、黒に身を包んだフォーマルな服が登場しました。
ダブルのジャケットやタイトなパンツが多く登場し、張り詰めた雰囲気の中ショーは進みました。
続いて蜘蛛の巣柄のプリーツがあしらわれたシャツと、異素材を組み合わせて模様を描いたパンツが登場し、会場に流れる曲の雰囲気が変わりました。
男たちの喧騒のような曲が流れ始め、異なる素材を組み合わせるパッチワークによって 男の姿のようなものが描かれた服がいくつか登場しました。
服の中に立体感を生み出すことにより、ダークトーン一色でも物足りなく感じさせない工夫はさすがアンダーカバーだなと思いました。
先程の蜘蛛の巣プリーツといい 少し西洋っぽさを感じますね。
そしてまた曲調が変わり、ようやくグレーやブルー、ブラウンといった色味が現れました。
服の中に一部異なる素材を組み合わせるという手法は今季のコレクションでは多く見られました。
ただ組み合わせるだけでなく、ボタンの位置とずらして違和感を覚えさせたり
リブの部分を浮き上がらせるように見せるなどの細かい工夫がされていました。
そしてまた曲調が変わり、アンダーカバー得意のグラフィックが登場しました。
アメリカの写真家のシンディー・シャーマンさんによるセルフポートレイト
「アンタイトルド・フィルム・スティル」をモチーフとして使用しており
少女や女性の顔が映し出されたものが多く登場しました。
生地の素材感によってそれらは揺れ動いたり、昔の映画のように砂嵐がかかって見えたりと、様々な表情を楽しむことが出来ました。
個人的な感想だと、今までの色や柄をふんだんに使っていくスタイルとは大きく異なり、色や柄を制限する中で魅せる手法が多く散りばめられていたなという印象です。
「モードとストリートの中間」を謳うアンダーカバーですが、今回は少しモードに寄ったかなと思いました。
コアなアンダーカバーファンからしたらどうなんでしょう、私は今季のコレクションすごく好きですが。
これだけ大きくコレクションの方向性を変えることが出来るのは、
私の知る限りアンダーカバーくらいのものですね。
しかもそれがかっこいいんだから本当にすごいですね(笑)
次のコレクションは一体どんな演出をしてくれるのか楽しみですね!
余談ですが 今季のコレクションをいくつか拝見しましたが
少し意外だったのがシルエットをタイトに振り切ったブランドがなかったことですね。
あのタイトシルエットの巨匠「エディ・スリマン」率いる” CELINE ”も細すぎるシルエットは登場せず、
他のブランドでもパンツが細かったらトップスにボリュームを持たせるなど、バランスを調整していました。
あと 今季のアンダーカバーでも多く見られたパッチワークは、他のブランドでもいくつか登場しており、
これからのファッションのキーワードになるような気がしました。
これからも2020SSのコレクションを、パリコレを中心に考察していきたいと思います。
お時間があればぜひ見ていただければ嬉しいです(笑)
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