
映画「天間荘の三姉妹」と女川
女川がロケ地になった映画に「天間荘の三姉妹」があります。
映画では女川駅や女川駅前の広場、そして宮ケ崎地区の高台が映っており、女川町観光大使の中村雅俊さんが出演されています。

さらに、上記のパンフレッドに「物語の舞台・三ツ瀬は実は女川町がモチーフになっているかも・・」と記載されている通り、単なるロケ地にとどまらない関係があるようで、映画のクレジットでは女川町が特別協力、

女川の人々が取材協力されています。

詳細は映画の後半のほうで明らかになっていきますが、2022年10月22日に開催された試写会では、女川町長の須田善明さんが以下のようにお話しされていました。
須田町長は「上映後は、涙と鼻水でぐちゃぐちゃで、この場に立てるか不安でした(笑)。脚本の嶋田うれ葉さんと女川町は、震災後にいろいろなご縁でつながりがあり、製作時には北村監督や真木プロデューサーや和田プロデューサーにも何度かお越しいただきました。当時は一体この原作がどう映像化されるのか、想像もつきませんでしたが、今日その答えがわかりました。喜びも悲しみも希望も絶望も、色々な感情が交じり合って、ひとつの純粋な想いになっていました。“自分たちの作品”として、多くの方に観ていただけるよう、育てていきたいです」と語り、震災を経験し、制作時から深いゆかりのあった本作の完成を大いに喜んだ。
原作は髙橋ツトムさんの漫画『天間荘の三姉妹 スカイハイ』(集英社、全4巻)。
主演はのんさん。高橋ツトムさんは最初からのんさんをイメージして漫画を描いていたそうです。のんさんはブログに女川にいる様子を上げてくださっています。
マイソン:
ヒーローであることは、出演する作品選びにも紐付いていますか?
のんさん:
そうですね。そういうところをすごく大事にしています。私はヒーロー的なポジションで、たくさんの方に知ってもらったので、ダメダメなんだけど無鉄砲で人生を切り拓いて、皆を引っ張っていくみたいな、そういうキャラクターの軸をすごく大事にしています。そのイメージを払拭したいと思ったことはないし、払拭すべきではないと思っています。イメチェンするのが得策な方もいると思うんですけど、私はそのイメージのストライクゾーンがすごく深かったと思うので、何か真逆な役をやるのが得策ではないと思っているんです。自分が人に響く一番威力のある演技をしたいと思った時に、どういうイメージが求められていて、そのイメージにどう応えられるのかというところと、どう驚かせるか、そのイメージから逸脱するところをどうやって逸脱するかということを同時に考えることが大事だなと思っています。
映画の最後に流れるのは玉置浩二さんと絢香さんのコラボした曲「Beautiful World」。
現在、アマゾンなどの配信で見ることができるようになっています。