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[ BooksChannel本屋物語 | 日記 : Note | booksch.hatenablog.com | 2022年02月05日号 | 本屋の習性 | #BooksChannel #ミヤコ書店 他 |

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本屋の習性

「演歌」が苦手です。空気を落とす、マイナーコードの応酬が駄目なのです。されど、美空ひばりは「唄」が旨いと思います。…若い頃から店頭に立ち、お客様の接待となると、「演歌」の大好きな毎日歌うコトを趣味にされているご年配のお客様と接するコトは常であり、「この曲がね、人生を感じるんだよ」「新曲いいんだよね」とか声をかけられます。私はニッコリ笑って「いつも有難うございます。」と答えます。数あるお店の中から、当店を選んで頂いた現実は、現在「本屋」を続けられているそのものです。心から感謝しかありません。「で、店長はカラオケなんて行くの?」と尋ねられると「毎日バタバタして、貧乏暇無しで行けませんね。」って答えます。決して演歌が苦手だとは言いませんし、言うワケがありません。でコレクターショップなどをさせて頂いていた当時、私はレジが日常でしたので、お客様を通して、多くの勉強をさせて頂きました。お客様は仕事を離れて日常のストレスを飛ばすために大好きな音楽をお探しに、「素」本来の「個性」のままご来店されます。私の店に関わらずいつしか店にご来店される回数が増え、お客様同士の横の繋がりができるのは珍しいことではありません。お客様同士・そして私もお誘いを受けて食事に行くということも多々ありました。そうなりますと、皆さん、「素」「個性」のままですから、artistへの愛故に競争原理が始まります。"音楽"(モノ含む)の論争になり、眼前でお客様同士が喧嘩されるのを「まぁまぁそう言わずに」と仲裁することが、必然的に私の役割になります。普段は気さくで良い人達なんですが、音楽になると、「~の勉強がたれへんな~をもっと勉強しろよ」「こいつは~が何たるか?を全く解っていない」「なんで"N"なんて聴いてんだ。あんなの偽善者がギター持って唄ってるだけやんけ、何聴いてんだ。そんな奴とはつきあえねぇ。」他理由を挙げればきりがありません。「表へ出ろ」「あいつ殴ってもいいかなぁ」の言葉に「ちょっと待った」と止めることもしばしばあり、音楽は宗教であり、神聖なものであると、改めて勉強させて頂きました。誰だって信じているものを貶されたら怒るのは当然で、無理もありません。大好きな音楽を否定されれば個性を否定されたに等しく、愛が深ければ深い程、怒るのは自然です。「勉強しろ」も大きなお節介です。
で、これらの理由により、良いと思ったものには、エネルギーを込めて「私は、~良かったんですよね」「私的には~面白い」という習性がスッカリ身につきました。毎年沢山出版される料理本は旨いものを揃えます。不味いもの・体に悪い食べ物本はほんの僅かです。私の店は大阪は八尾市にあり、「右」「左」「中央」「ノンポリ」のお客様がご来店されます。常連のお客様は「~嫌い」「~苦手」とよくおっしゃられます。今度~会の集まりがあるから店長出席してくれない?と誘われれぱ、丁寧にお断りさせて頂きますし、私の好きなEのお母さんや仲の良い珈琲屋のお兄さんは大阪維新を支持されています。ある意味、自由を感じもします。そして、私の店には、最新の男前の大きなピンクのポスターが貼ってあります。先日、「消費税は廃止」のポスターを見て、「うちのお母ちゃんと同じこと言ってる。」という若いカップルの大きな声が聞こえてきました。Excellent !!と心で思いました。


「きたかぜとたいよう」イソップ童話は名作であり、真理だと思っています。又、田中角栄元首相の「人の悪口は言わないほうがいい。言いたければ便所で1人で言え。自分が悪口を言われたときは気にするな。」の言葉とともに…

PS. とは、言いましても、仕事として真面目に政治を扱われている方にとっては、「カウンタ-」は必要であり、争いは必然です。命を削る大変な仕事だとつくづく思います。

PS2.この記事を書いたあくる日に、隣の市のボランティアの方が「八尾市・河内山本の本屋さんにポスター貼っている」と風の噂で聞かれたらしく、ご来店されたそうです。新しいポスターを多く頂きました。で、私の商店街でポスター貼っているお店を紹介させて頂いたそうです。ポスターは絶大な力があります。

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