「こち亀」と「秋本治さん」から学んだこと
あれから8年経ちましたか。
2016年9月17日に発売された「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の最終話が載った週刊少年ジャンプ、いまも保存しています。同じ日に出た最終巻の200巻に収められたものとはオチが異なるという試みが斬新でした。
「まさか終わるなんて」と驚く同僚がいたけど、長年コミックスを集めている身からすると意外ではなかったです。ある時期を境に分厚くなった(=収録話数が増えた)から。何らかの調整を施していると感じたのを覚えています。
40年もの長期連載。著者の秋本治さんは一度も休載せず、締め切りを守り、常にストックを数本持っていたそうです。さらにアシスタントも含めて9時から19時までの勤務時間を守り、2週間の夏休みまであったとか。
同じ文脈で語るのはおこがましいけど、noteに1500日以上続けて記事をアップしています。でも毎日書いているわけではありません。いくつかの下書きをストックし、書店員で疲れた日や他の予定を優先したい時には休めるようにしています。
いま思うと、数年前に読んだ↓のおかげでnote生活を楽しめているのかもしれません。
もちろんいちばんはnoteを運営しているスタッフの方々と、読んでくださる皆さまのおかげです。いつもありがとうございます。
最後にオススメの「こち亀」を一冊紹介させてください。
刊行は1994年。「1994年米騒動!の巻」が収録されています。ブレンド米とか懐かしい。当時を知る人も知らない人もぜひ。
子どもの頃に社会情勢や政治に関することをマンガで学べたのは、本当にありがたかった。前にも書いたと思いますが、ドストエフスキー「罪と罰」やトルストイ「戦争と平和」も「こち亀」で知りました。
もしコミック担当になる日が来たら、区切りの巻だけでも棚に置きたいです。
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