【SAKを決める!】コミュニティ×学びのデザイン❼
さあ、次に決めるのは、
SAK!
Skill(スキル)
Attitude(あり方)
Knowledge(知識)
この3点のビフォーアフターも設定しましょう。
【ゴール】で決めたビフォーアフター。
これを【SAK】3つの視点からより細かくビフォーアフターを設定していきます。「目的」を決めた時点で決まるのは、たいていどれか1つの視点だけでのビフォーアフター。わざわざ意識しないとどれか1つのポイントだけを設定して安心してしまうパターンが多い気がします。
たとえば、
社交ダンス初級サークル(いつも社交ダンスですいません。汗)
目的:基本ステップを4つ覚える(とか)
これはSAKのどれかと言うと……
「Skill(スキル)」ですね。
ステップをまったく知らない状況から、4つのステップを踊れるようになる。できるようになるのが目的。
つまり(たとえば!)
(ビフォー)ステップ知らない
→(アフター)ステップ4つ踊れる
ふつうに講座づくり、コミュニティづくりをすると、ここで「ゴール」を設定できたと安心して思考停止しやすいのでご注意を!
まだ、SAKのひとつを設定しただけです!
では、もし、ここにA Kをつけ加えるとしたらどうなるかも考えてみましょう。
「Attitude(あり方)」を足すなら、
(ビフォー)私なんかに踊れるか不安
→(アフター)私でも楽しく踊れる
「 Knowledge(知識)」を足すなら、
知識かあ、どうしようかな。
2つのバージョンを考えてみようかな。
ひとつ目は、シンプルにダンスのステップの知識でビフォーアフターを設定。
(ビフォー)ステップをひとつも知らない
→(アフター)ステップの名前、歩数、順番を知っている
ふたつ目は少しひねって、ダンスを習う上で知っておいたほうがいい知識。
(ビフォー)運動神経わるい人は踊れない
→(アフター)運動神経もリズム感も関係なく踊れる
あくまでもほんの一例なので、可能性は無限大。
あなたが「どんな参加者」に「どうなってほしい」のか、そこから決めていきましょう。
どんな参加者=ビフォー
どうなってほしい=アフター(ゴール)
ビフォーを設定できないとどうなるか。
ビフォーとは、どんな人に参加してほしいか。
実は参加資格についての話です。
「社交ダンス好きな人、この指とまれ!」
これだと、初心者も初級者も、中級者、上級者、いろんな社交ダンス好きがごちゃっと集まってしまいます。一見たくさんの参加者が集まっていいような気がしますが、集まってからがむちゃ大変かも。これは苦労しますよ〜(実体験より。笑)
いろんなレベルの人がいるのに、クラスの内容は初心者4つのステップを教えちゃったら、初級、中級、上級の参加者はものたりない。不満足です。かといって放置するわけにもいかず、それぞれのレベルの内容をはさむと、そのレベルじゃない参加者はやっぱり不満。もちろん、そもそも来てほしかった初心者さんたちにとってはちんぷんかんぷん。置いてけぼり。難しい話を聞かされ、社交ダンスって難しいと思って二度と社交ダンスの門はたたかないかもしれません。
だったら最初から、初心者クラスですと言いたいですよね!!
参加者をふやしたい思いに負けて、つい参加対象を広げちゃって事故るんです。要注意です!!
でも、参加者も増やしたい?
わかります!
それはコミュニティづくりの話から少しズレますが(同じくらい大切な話ですが)マーケティングの話になります。
来てほしい参加者(=ビフォー)を決めたら、あなたにとって理想の参加者がどこにいるかを探す必要があります。そして、どうすればあなたの初心者クラスに興味をもってもらえるか考えなければなりません。
ビフォーをしっかり決めましょう。
アフターを設定できないとどうなるか。
無制限にサービスしなくちゃいけなくなるかもしれません。
あなたにもこの条件だったら、ここまでサービスしたいという範囲がありますよね。ここから先はもっと高額で購入してほしいとっておきのサービスがありますよね。ところが、アフター(ゴール)が設定されてないと延々とサービスしちゃうことになるかもです。
え?
でも、ここからは有料ですって言えない?
それは料金メニューがないからかも!
メニューにないものは無料と思われちゃう。
最初から有料メニューとしてお知らせしておけば無制限にサービスしつづけなくてよくなります。
え?
でま、それだとゴールしちゃった人がやめちゃうかもしれない?
もちろんです。
やめてもいいじゃないですか。
ゴールしたんだから。
ゴールした参加者の選択肢は3つ。
❶達成したから卒業
❷達成したけど居心地がいいから継続
❸達成したから上級クラスへ継続
残念ながら魅力ある❷❸がなければ❶卒業を選択することになります。
やめる人がいたらちょっとヘコみますが、それは僕たちのせいじゃありません。僕たちがダメだったわけでもなく、僕たちの能力が低かったからでもありません。
社交ダンスを、
ただ楽しく踊りたい人。
発表会で上手に踊りたい人。
競技会で活躍したい人。
プロになりたい人。
そもそも、ただ楽しく踊りたい人に、どんなに上級クラスをおすすめしても大きなお世話ですよね。そして、どんなコミュニティに参加したいと思うかも人それぞれ。僕たちが用意できるコミュニティと、参加者が求めるコミュニティがズレていたらやっぱり参加してもらえない。
そりゃそうなんです。
僕たちにできるのは、より魅力あるコミュニティ、より魅力ある上級クラスを用意すること。
どちらもやった方がいいけど、
より魅力あるコミュニティをつくるため「SAK」磨いていきましょう。
くっきー🍪
今日の内容を下書き的におしゃべりしてるクラブハウス(開始20分くらいから)↓