【Yes is more!】学びのデザイン×ファシリテーター道❷
ファシリテーションって何?
ファシリテーターって何?
「学びのデザイン」におけるファシリテーションで覚えておいてほしいのは、一つだけ。
Yes is more.(イエス・イズ・モア)
「Yes is more.」はデンマーク生まれの建築家、ビャルケ・インゲルスの言葉。
「Yes is more.」を僕なりに説明すると、、、
会議で矛盾するアイデア出ますよね。
たとえば、
高い建物でいこう!
低い建物でいこう!
丸い建物でいこう!
四角い建物でいこう!
赤い建物でいこう!
緑の建物でいこう!
どんなアイデアにも「Yes!」と言うんだそうです。「Yes」のアイデアと「No」のアイデアがあるのではなく、すべてのアイデアが「Yes!」
ちょっと考えてみてください。
すべてのアイデアに「Yes」と言うとどうなるか。
高くて低くて丸くて四角くて赤くて緑の建物。
ただアイデアをごちゃ混ぜにしてツギハギしても、たぶん、これ、ダサい(今どきダサいって言葉聞きませんね。笑)
だから、たいてい2択のどちらを選ぶかという話になります。
高いのか、低いのか。
丸いのか、四角いのか。
赤いのか、緑なのか。
どちらかを選ぶのもストレスですが、どちらを選ぶにしてもそれなりの選ぶ理由があるのでまだ理解しやすい。ただ、高くて四角くて赤い建物をつくっても想像を超える素晴らしいものはできなさそうです。
すべてのアイデアに「Yes」を出し、すべてのアイデアの辻褄があうまったく新しいアイデアを、皆で頭を悩まし、知恵を絞り、見つけだす。
高くて低くて丸くて四角くて赤くて緑の建物をつくるのではなく、
赤と緑といえば、クリスマスだよね。
おお、なるほど!!
だとしたら丸くて四角いって、四角い鉢のクリスマスツリーなんじゃない。
おお、たしかに!!
じゃあ、高くて低いってなんだろう?
クリスマスツリーにも高級なものから手頃な値段のものまである。富裕層向けからいわゆる普通の人向けまで用意しよう。
うん、いいね!!
ということで、
クリスマスツリー型施設に決定!!
(僕がテキトーに思いつきを書いてるので結局ダサい。笑)
アイデアの良し悪しは今は横に置いておいてください(汗)
ここで注目してほしいのは、
良さそうなアイデアだけを選んだのでもなく、すべてのアイデアをただ合体させたわけでもなく、すべてのアイデアを含む、まったく新しいアイデアに昇華されているところ(まあ、僕のクリスマスアイデアがダサすぎていいとは思えないと思うが……)
「学びのデザイン」をファシリテーションする上で、ルールをひとつだけ決めるとするなら、
Yes is more!
すべての発言に「Yes」と言う。
誰ひとり学びの場から切り捨てない。
でも、これって大変なんじゃないの?
そうなんです!
むちゃ大変なんです。
2択は少なくとも2つの答えの中から選べばいい。たとえばもっと選択肢が多くても、答えはその中にある。
でも、「Yes is more.」に答えはありません。
高くて低くて丸くて四角くて赤くて緑の建物と、クリスマスツリーってぜんぜん別次元の話ですよね。ふつう、つながりません。
脳が汗だくです。
脳に汗をかきたくない人は、「学びのデザイン」のファシリテーションはおすすめしません。だって大変だから。
大変でもファシリテーションやりたいですか?
それでも「学びのデザイン」をファシリテーションしたいというのであれば、
とりあえずすべての話に「Yes!」と言ってから、死ぬほど頭を悩ましましょう(笑)
むちゃぶりだなあと思われるかもしれませんが、朗報があります。
答えはあなたが出さなくていい!!
安心しましたか?
そうなんです。答えはあなたが出さなくていい。
あなたを含む参加者との「場」から答えは立ち現れてきます。あなたがしなきゃいけないのは、あなたが答えを出すことではなく、「何が答えなんだろうね〜」と言いながら、参加者と一緒に頭を悩ませ、脳に汗をかくことです。
これならできるしょ♫
参加者の発言へのあなたの返しは決まっています。
「いいね!(Yes!)面白〜い♫」
これでいきましょう。
くっきー🍪
追伸。
毎週1時間。「Yes is more.」について皆でZOOMで学んでいます。ご興味あれば覗きに来てください(学んだ後の飲み会がこれまた深い話になっていいんです)
次回の募集は、LINEオープンチャットでお知らせしますね↓
【学びのデザイン】まだ文章化してませんが、音声でよければ↓
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