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【『鬼滅の刃・刀鍛冶の里編』を人間関係のマトリックスで解く❸】人生を変えた1000冊ブックカフェ引き寄せ日記day36(2023.6.19月)

【ワンチャン!? 1年後に引き寄せたいこと】

2024.5.22(水)
本を売らない本屋さん「人生を変えた1000冊ブックカフェ」@札幌
「母の死→母の日」踊る読書会キャラバンを物語にする
一緒に楽しんでくれる応援団1000人

もしくは、それ以上。

アニメ『鬼滅の刃・刀鍛冶の里編』最終回、よかった。

刀鍛冶の里編を、ネタバレで「人間関係のマトリックス」をつかい、読み解いてみたいと思います。

「人間関係のマトリックス」についての過去記事はこちら。読みかえすと読み解きが甘いけど、まあ参考にしてください。

さて、ネタバレです。
まだ見てない、読んでない方はご注意を!

【ポジティブ自立】*前向き、パワフル

竈門炭治郎(かまど たんじろう)

上弦の伍「玉壺(ぎょっこ)」は前向きアーティスト、ポジティブ自立鬼。

【ネガティブ依存】*繊細、共感

うーん、鬼殺隊には見当たらないな。
いつもは弱音全開、我妻善逸(あがつま ぜんいつ)がこのポジションですね。

上弦の肆「半天狗(はんてんぐ)」は半ベソで登場。珍しいネガティブ依存鬼。

【ネガティブ自立】*責任、完璧主義

キレキャラ不死川玄弥(しなずがわ げんや)
毒舌刀鍛冶少年、小鉄くん。
ブチギレ刀鍛冶、鋼鐵塚(はがねづか)さん。

【ポジティブ依存】*癒し系、天然

竈門禰󠄀豆子(かまど ねづこ)

天然癒し系恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじ みつり)
ボーッとしてる霞柱・時透無一郎(ときとう むいちろう)

おもしろい編成だけど、ちょっと偏っててバランス悪いかな。ここまでのシリーズの方が敵味方のバランスよかった。でも、鬼滅の刃ラストまで読むと、刀鍛冶の里編は展開的にこうせざるを得ないよね。

とは言え、やっぱりおもしろい!

人間関係のマトリックス的におもしろいのは、ネガティブ依存鬼、半天狗。「喜」「怒」「哀」「楽」の4体に分裂します。これ、ひとりマトリックスですね。

喜=ポジティブ依存
怒=ネガティブ自立
哀=ネガティブ依存
楽=ポジティブ自立

誰の中にも4つのマトリックスすべてがある。
それを鬼が表現しているのがおもしろい。そして、喜怒哀楽が協力して目的(炭治郎たちを殺す)を達成しようとしてるところも鬼ながら素晴らしい。

この喜怒哀楽が合体し「憎」の鬼になる。強烈なネガティブ自立の威圧感に、鬼殺隊メンバー全員が無力感に打ちのめされ、「もうダメだ」とポジティブ依存になる。そこから奮い立ち、鬼に立ち向かう炭治郎。自分の今いるポジションを出て、反対のポジションに行こうとする、つまりセンターに向かう姿に人は感動します。

ボーッとしてる無一郎が、誰かを助けるためにシャキッとする姿。ポジティブ依存からネガティブ自立に向かう姿もいい。実は、人に助けてもらうことを拒み、人から助けてもらう必要すらない力を持っている柱・無一郎。無一郎が窮地に陥ったとき、彼を救ったのが、もっとも弱い存在、刀鍛冶の少年小鉄くん。その助けを受け入れたとき、自分の弱さを受け入れたとき、ネガティブ自立からセンターに向かう姿に感動。「ありがとう」とか「ごめん」とか言うキャラじゃなかったのにね。

鬼滅の刃のもうひとつの感動ポイントは、回想シーン。

ポジティブだったり、ネガティブだったり、鬼殺隊も鬼もかなり偏ったキャラたち。回想シーンで、なぜ彼らがこんなに偏った生き方をせざるを得なくなったかが解き明かされます。そんな過去とそんな想いがあったなら、そんな生き方するしかないよね。彼らの生き様が理解できたとき、共感できたとき、感動するんです。

キレキャラ玄弥の兄への想いを知ることで、怖くてこじれたキャラだと思っていたのが、コイツいいやつじゃん! と見方がまったく変わります。これは、キャラのポジションが変わったのではなく、読者である視聴者である僕たちのポジションが変わったんです。キレキャラに見える、ネガティブ自立に見えるってことは、僕たちはポジティブ依存にいるということ。僕たちがポジティブ依存からセンターに向かったから感動するんですよね。

これまでのシリーズでは、鬼にも、鬼にならざるを得なかったストーリーがあり、なんだかんだ感動させられたんだけど、今回は鬼はどうしようもない奴ばっかで、共感ポイントが無かったのがちょっと残念。

おもしろいのが、ポジティブ依存恋柱・甘露寺みつり。シリアスな死闘の最中でも、このキャラが出てくると突然お笑いになって癒されます(笑)

最終回、妹・ねづこの命と村人3人の命どちらかを選ばなければならない究極の選択を迫られ、いつも前向きな炭治郎が絶望におちます。ポジティブ自立からネガティブ依存。その絶望の中での行動に感動。

キャラが歩みよってくる、
僕たちが歩みよっていく、

センターで出会えたとき感動が生まれるんだよね。いい物語は、マトリックスを移動し、センターで出会う構成になってます。

あー、おもしろかった。
次は「柱稽古編」らしい。
楽しみです。

この読み解きはマトリックスをつかった遊びです。遊びもおもしろいけど、自分の人生でつかった方が何倍も、もっとおもしろいですよ。

今、全国で人間関係のマトリックスの勉強会が開催されてます。

人間関係のマトリックスについて学べる本は、

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