【本要約】ゼロ秒思考
こんにちは。Ryoです。
今日は私も実践している「ゼロ秒思考」という本をご紹介しましょう。私が半年間実践してきた「メモの方法」に関する本です本書の著者はマンキンゼーにも勤められた赤羽雄二氏。メモに関する書籍と言えば、ShowRoomの前田氏の「メモの魔力」が有名ですが、それよりも簡単で誰でもできるのはこの「ゼロ秒思考」のメモの方法です。
あなたは、こんな時ありませんか?
・忙しくて時間のコントロールができない
・頭の中の整理が追いつかない
・上司や他人に感情を乱される
そんな時の対処療法としてもオススメなのがこの「ゼロ秒思考」。
きっとあなたの明日からの生活に役立つでしょう。
シンプルにまとめられたこの本を、3つのトピックで解説していきます。
【1】ゼロ秒思考の方法
【2】ゼロ秒思考の効能
【3】ゼロ秒思考を始めるには
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【1】ゼロ秒思考の方法**
ゼロ秒思考の方法はいたってシンプル。A4の紙にテーマと日付けを書き、思い浮かんだことを1分以内にできるだけ多く書き出します。たったこれだけです。
ですが、最初のうちは1分以内に3つ書き出すだけでも精一杯でしょう。
イメージや感覚を言葉にすること、自分の思考や感情を表現することは難しいものです。
しかし、だんだんと慣れてきます。ストレスなくスムーズに言葉が出てきます。私も実践して3日目辺りから、1分間に5項目くらい書き出せるよになってきました。
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【2】ゼロ秒思考の効能**
次に、ゼロ秒思考の効能を3つだけご紹介します。
1 頭が整理される
まず1つ目が、頭の中が整理されることです。
仕事が多かったり、他人に感情を揺さぶられて、頭の中がごちゃごちゃしてしまうのは誰にでもあること。そのような時に上手くその場を乗り切れる人は、頭の中を整理することが上手いのです。
そうなるために、このゼロ秒思考のメモの方法が有効です。頭の中にあることを書き出すと、思考が整理されます。きっといい解決が見つかるはずです。
または、自分の感情が整理されてその場を乗り切ることができるでしょう。
さらに、メモが習慣化してくると、メモをしなくても物事を頭の中だけで整理できるようにもなってきます。自分で自分を客観視する力が養われます。
2 自信が出てポジティブになる
効能の2つ目は、自信が出てポジティブになるということ。
メモで思考が整理されると、大事なものとそうでないものの区別がついてきます。大したことないことで悩んでいたことに気付くでしょう。
そして、本当に大事なことや本質的なことに集中でき、仕事で成果が出たり人間関係が向上したりします。それが大きな自信につながります。大体の人が無駄なことで悩んだり立ち止まったりしますが、ゼロ秒思考を実践することでそれらが解決され、自信を取り戻させてくれます。人間が本来持っている自信やポジティブさを自然に生み出すことができます。
3 腹が立たなくなる
効能の3つ目。ゼロ秒思考ができると、腹が立たなくなります。
例えば、上司に怒られたとします。この時、ゼロ秒思考を実践すれば次のように物事を分析できます。
・上司はなぜ怒ったのだろう?
・自分にも改善すべき点はあるのでは?
・上司が怒る時はどういう時か?
・期末で立て込んでいて心に余裕がなかったのでは?
・私にできることは何か?
など物事を様々な視点で客観的に分析できるようになります。結果的に腹が立たなくなります。慣れてくると、メモを書いていない時でもこのような冷静な分析ができるようになりますよ。
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【3】ゼロ秒思考を始めるには**
いざゼロ秒思考を始めようとしても、何を書いたらよいか分からないという方も出てきます。メモをしようとしても、言葉が出てこないのです。
そうならないためには、メモをする自分が今どの段階にいるのかを整理するとメモがしやすくなります。
段階は6段階あります。
1:感情が湧き起こる
2:考えが浮かぶ
3:考えを整理する
4:文章がある程度浮かぶ
5:メモに書く
6:課題解決に取り組む
この6段階を見てみると、一番最初の段階は感情が湧き起こる段階です。
誰でも感情はあります。まずはその感情をしっかりと感じ取るのです。
そうすると、次第に考えが浮かびます。その考えをメモしていくうちに課題が解決されていく、という流れです。
まずは、あなたが自分自身、どの段階にいるのかを見極めることが大切です。そうすることで、「ゼロ秒思考」を実行しやすくなります
半年間実践して出てきた3つの変化
ちなみに私は半年間、ゼロ秒思考を実践してみましたが、3つの変化が出てきました。
1つ目の変化は、仕事が早く終わるようになったことです。
メモに書き出すことで、どこから着手して、誰からサポートをもらって、何から報告すればいいのかが、以前よりもわかるようになってきました。
大事なことと、そうでないことを見分けることが、メモによってできているからだと思います。
2つ目の変化は、安眠できるようになったことです。
以前は、布団に入る直前に、明日のやることで頭がいっぱいで、布団に入ってからも、頭がモンモンとしていました。
そこで、寝る前にもゼロ秒思考を実践して、翌日のタスクの優先事項を付けました。同時に、自分の感情を書き出しました。すると、入眠しやすくなったのです。頭の中が整理されたからだと思います。
3つ目の変化は、お金が溜まったことです。
溜まるというより、無駄なものへの出費が減ったと言えます。外へ出かけている時や、スマホで広告を見たときに、衝動的に買いたくなる時は誰でもあると思います。そういう時こそ、ゼロ秒思考で客観的に分析するのです
本当にそれは自分にとって必要か?
長期的な資産になりうるものか?
このように考える癖が付くと、衝動買いも減り、お金が貯まるようになりました。
このような変化はすぐには出ないと思いますが、2週間くらい実践していると表れてくるものです。ぜひ実践してみてください。
まとめ
本書のまとめです。ゼロ秒思考は、A4の紙があれば簡単に実践できるメモの方法です。感情や考えを整理し、問題を解決することができます。
感情→考え→メモ→課題解決 の流れを意識しましょう。
ゼロ秒思考を実践し、あなたもストレスフリーで賢い生活を手に入れましょう。
以上で本書の紹介を終わりますが、紹介させていただいたのは本書のほんの一部です。ぜひ書店でお手にとってみて下さい。
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