木造ではなく鉄筋コンクリートによる建物が人体に与える悪影響
住宅構造が健康に与える影響
小学校の校舎が鉄筋コンクリート造(鉄筋コンクリートは膨張率が全く同じ素材かつ引っ張りに強い鉄筋と圧縮に強いコンクリが合わさった無敵の構造体)か木造の場合を比較した場合、インフルエンザによる学級閉鎖率・病欠欠席者数・不登校児童数は鉄筋コンクリート造の校舎のほうが高い数値を示している。可能性としては、木造だと内装壁材に木質ボードが使われているとすると、マンションで使われがちな石膏ボードや布や吸湿性のビニール壁紙などと比べて吸湿性が5倍くらい高く、それによって乾燥した時期でも多少の調湿性が期待できるためウイルスの拡散防止に役立っている。マウスによる実験でも、木製ゲージのマウスは実験開始から23日後には85%が生きていたが、鉄筋コンクリート造ゲージのほうでは93%が死亡していた。コンクリートには熱を奪う冷輻射という機能があり、これが動物の熱を奪っていたと考えられる。また、木造住宅が減少している都道府県のほうが乳がんによる死亡率が高い研究結果もあり、ニューヨークの高級マンションに住む女性の乳がん発生率が高いことも調査されている。これは塗料の溶媒などに含まれるビスフェノールAなど環境ホルモンが女性ホルモンに作用しているからと言われている。