米独日における同性愛者迫害の歴史と現在でも有罪となる国
現在の同性愛
2015年時点でも70か国ほどは同性愛を有罪としている。そしてエイズが流行した際もHIVウイルスが発見されるまでは男性同性愛者らが原因とされていた。また、FIFAワールドカップはカタールやクウェートやサウジアラビアで開催するならば同性愛者の入国を認めないと発言された。また、2000年代にはナイジェリアではある女性が同性愛者として有罪判決を受け拷問され、兄弟と息子を殺害され自身にも投石による死刑宣告を受けたがイギリスへ亡命してきたという事件もあった。
日本での同性愛者迫害
1873~1926年の記録上、互いが恋愛関係であったとはっきりわかる女性同士カップル28組が心中しており、ハッキリしないケースも含めれば121組が心中している。また、第二次世界大戦時には戦争に勝つために子供を増やす必要があったため、厚労省は結婚十訓を発表し、同性愛を良しとしない方針を取った。
ナチスの同性愛者迫害
ヒトラーらはできるだけアーリア人を増やし、それ以外の人種を減らすような政策を取った。アーリア人が劣った人種と結婚することや子供を作れない同性愛者らへの処罰を厳罰化した。ほかにもアーリア人の母子しか入れない保護施設レーベンスボルンを建設したり。同性愛者を警察に密告する人も出てきた。そこで同性愛者を見分ける目印として、男性同性愛者にはピクトトライアングルというピンクの逆三角形を付け、女性同性愛者にはホームレスやアルコール依存症や性産業従事者ら反社会的と見なされた人々と同じようにブラックトライアングルが付けられた。それらを付けられた人々は収容されてからはほとんど外に出られないまま亡くなっていった。
米軍入隊テストでの同性愛チェック
裸にさせたら同性愛者だけ恥ずかしがるという憶測のもと、第二次世界大戦時の入隊テストで医者によって行われた。他にも自慰行為について入隊テスト受験組に話合わせたら恥ずかしがるそぶりを見せた人物が同性愛者であるとみなして不合格にしたりもしていた。しかしこれはわざとオネエっぽく振る舞って戦争に行かないようにする人が続出した。そこで男性同性愛者はオーラルセックスに慣れているから咽頭反射(喉奥に棒を突っ込まれてオエってなるやつ)が起こらないという憶測で、陸軍基地1400人ののどに棒を突っ込んで調査した(ちなみに結果は89%が咽頭反射が起こらなかった)。
MMPI(ミネソタ多面人格目録)
人の性自認や性的嗜好を直接的に問う診断法で、なかには異性より同性に強い魅力を感じるか?というような項目もある。そしてこれが2010年代でも公務員の採用試験で使用されていた。