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社会人3年目で転職した話②~新卒1年目4月-6月~

1週間に1度は書く、と決めておきながら10日経過しておりました。
なかなか生活を維持しながら、夏バテと闘いながら書くって難しい。
大好きなELECOMのキーボード(ちゃんと音がするタイプ。図書館のキーボード大好き女です)をゲットしたので、今すごくテンション高く文字を打っています。

でも、たぶん1回1回を重々しく考えすぎなんだろうな。
LINE返したり、ジム行って筋トレしたり、家の掃除したり、何をするにしてもそうだけど、細切れでやるほうが圧倒的に続くし精神的負担は少ない。
それを身をもって経験している今。です。

さて、本題。社会人1年目の日々を書いていこうと思います。
ちなみに前回はこちら。興味がある方はぜひ。

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入社した4月から6月 ①くせつよ管理


①の締めはこんな感じだった。

入社3日前まで「入社日以降の計画を修正中なのでお待ちください」という連絡が定期的に入り、2日前に「在宅で行うのでPCが送られます」という連絡が入った。

いよいよ入社して、このあとそれはそれは沢山の違和感と対峙し、戦い続けることになる。笑

そう。まさにコロナ真っ盛りの入社だった。
たまたま大学の学部の同期がいたので、まったく知り合い0というわけではなかった。これがとてもありがたかった。

入社日前日。
PCが送られてきて、メールにはこのように書いてあった。
「明日の研修は8時開始、19時半終了です」
「今後研修期間はずっとこれです。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・??????

先に説明します。
大前提、
・内定者研修で9~12月まで毎月会社の人と会っている
・定時は9時~18時30分(8時間労働、休憩1.5時間)
・みなし残業は60時間で、
「成果を出して、いかに残業時間を少なくするかを
 大事にしている会社です」
という説明を受けている。
※全く信じられなかった私は、入社前に少なくとも3回は確認している項目。

私はもちろん、大学の同期や家族もびっくり。

え、9時~18時30分が決まっていて、終わらなかった分が残業なんじゃないの???

しかもなんで前日にしかわからないの?

私たち、何度も対面であっているよね?(てか、あってなくても連絡入れられるよね?)

すでに違和感の塊。

ただ、入社初日から在宅をさせてもらえる会社はなかなかないのもわかっていたので、そのあたりは柔軟性があり、社会に即した動き方をしている会社だと思った。

ちなみに会社の名誉のためにフォローすると、
会社管理型と自主管理型の働き方の選択ができる。
(自主管理型を選択するには、上長の推薦と承認テストがある)

なので、成果をあげる社員であれば、制度上は「9時18時半」という「特権」を得られる。
また、みなし残業を0時間にすれば、当然選択できる。

ただ、実際自主管理型を選択しても、チームの会議時間は7時30分スタート、19時半スタートなどがほとんどで、
むしろ「いくらでも働ける」という要素が強かった。
※実際、上司は朝6時から会議してたり、土日に自分の仕事をこなしていたりする。

話を戻す。
次に、その管理っぷりがすごい。
一周回って尊敬してしまうレベルですごい。
(ちなみに、転職してその話をするとめちゃくちゃドン引きされる)

PCと一緒に送られてきたものがあった。
超簡易型のタブレット。
何用?と思っていたら「手元カメラ用です」とのアナウンス。

そう、この会社では
「常に接続するZOOM」(当然顔出し)と
「手元をうつすZOOM」(当然画面は移す)
の接続が必要である。

新卒300人弱だけでなく、一定の成果基準に満たないものにはすべて配布され、管理している。
ちなみに毎日パトロールが行われ、接続が確認できなかった場合botから警告が来る。
(入社2年目のタイミングでは抜き打ち検査が行われ、
 3回確認できなかった人は顛末書でした。もれなく私も)

このパトロールを任された人はどんな気持ちで仕事しているんだろうと
心の底から思った。笑

※この管理を生理的に受け付けられない、という意見があったので
 「管理から外れる、という人は給料を減らせばできます!」
 「権利を得るためにはそれに見合ったことをしないと」とのことです。
 もちろん、一定の成果基準に達したら自動的に解除。
 わからなくもないけど、結構恐怖政治~~~

この会社のいいところは、反対意見に対して策は講じること。
ただ、その策が感情を無視して金銭・物理的なもので代替しようとするところがホラーです。

入社した4月から6月 ②くせつよ教育論

思いのほか①が長くなってしまった。
先に前置きをしておくと、私はこの②は共感できる要素が多かったし、
だから3年目を迎えるまで在籍していたし、退社した後もその共感は消えていない。

ただ、しんどいものではない日はなかった。

まず、会社と雇用のしくみを一般的に考えた話、
「どうして私たちの給料が支払われているのか」という原理を
1~2か月かけて徹底的に叩き込んでもらえる。

これはすごく大事だし、特に起業したい人や跡継ぎ候補が多い会社だったので非常にありがたい要素だと思う。

簡潔にいうと
・給与=自分でとってきた利益から出る 
     or
    自分の取り分以上を稼いだ人から分けてもらえている状態
・会社から保険代や不動産代等々出してもらっているので、
 自分の給与の3倍稼いで初めて、自分の給与分を得られた状態になる
(採算分を稼げた状態)

本当にそのとおりだし、これを1年目から叩き込めたことは非常に良かった。

ただ、私たちが入社した4月から、加わった制度が超絶くせつよだった。
(実際、この制度に嫌悪感が募り、
 コロナ禍にもかかわらず大量離職している)

もし個人事業主Aさんが稼げなかったら、
銀行から融資を得るなり友人家族に借金するなりして生活をまかなう。
そしてその際には「〇月までに〇円返します。そのためには××の計画で~」という風に、なぜこいつに貸しても大丈夫かを証明する必要がある。

これを社内でも発生させようという趣旨。

社内融資制度とでも言おうか。
黒字化している社員に対し、
「お願いします。今月〇〇円分業績が足りません。
 来月以降は〇〇な行動をし、〇〇年〇〇月までには
 返済できるよう努力します」
という交渉を <毎月>行う。

実際、この融資が下りず給与が減った同期が数人いた。

シンプルに仕事して努力して得られる人もいるだろうが、
社内人脈と根回しと「パフォーマンス」が毎月求められ、何より生活を脅かされるという状態が毎日続いていく。

考え方もわかるし、自分が経営者だったらそれをしたくなる気持ちも理解できなくもないが、
入社1年目からそれを課されるとかなりきつい。
じりじりと、自分が認識しているスピードよりもかなり速く、心が枯れていく。
そんな感覚だった。
入社2年目まで給料日がうれしかった日は一日もなかった。

あと、もう一つよく言われていたのが「隣の芝生は青く見える」ということ。
よく大手企業、いわゆるホワイト企業の働き方と比較し、
「コロナ禍で、今までぬるま湯だった会社はこうなりました」
「本当に社会人としての付加価値を出せる働き方とは何か」
みたいな切り口で、ほかを落として自社をあげる話が毎日される。

数か月たって、同期とは
「隣の芝生は青く見える」というより
「思っていたよりはるかに、自分の芝生が茶色かった。
 相対比較するまでもなかった」
という話になったのは、今となってはいい思い出。

世の中の基本を躊躇なく叩き込んでもらえたことは本当に財産。感謝している。
しかし今振り返ってもくせつよーい。

③はまたこんど。

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