社会人3年目で転職した話⑦~社会人2年目休職した2週間~
師走になりました。(と下書きでは書いてありました。もう1月も後半です)
転職して半年が経ちました。
相変わらず自分のポンコツさと、まだまだ出てくる初めましての事象に驚きながら、なんとか働いています。
前回の話はこちら。
休職するつもりなかったのにな
日時はぼかしますが、8月下旬のことでした。
体調を崩しながらも毎日なんとか働いていました。
しかし、徐々におかしくなっているのは自分でもわかっていて、
一番仲の良かった同期にもずっと心配されていました。
でも、私からしてみれば、彼女のほうが心配でやばいと思っていました。
実際、彼女は7月下旬から「9月にいったん休職しようと思う」と聞いていて、
絶対そのほうがいいと強く強く思っていました。
「自分よりやばい人がいる」と思っていました。
しかし、自分のことは盲目的になるのが性のようです。
実態としては、真夏にもかかわらずお風呂に入れない日があったり、
(私はストレスがたまると、とにかくお風呂に入れなくなる)
ごはんを食べる回数が1日1回になってしまったりしました。
8月の終わり。金曜日。
カンパニーの要件審議(あなたはここのカンパニーにいてもよいかをメンバーからジャッジされる会)が行われる曜日です。
その日の朝の時点で絶望的な数字で、
さすがにゴリラ上司も私がメンタルやられているのを大いに知っていました。
朝会では「とにかくこれを上から順番にひたすらやれ」とTodoリストまで作ってくれました。
(半年一緒にいて、最初で最後です)
ただひたすら午前中こなし、なんとか閾値を越えて昼一番の審議に臨もう。
たったそれだけの状態にしてくれました。
もうやることは見えている。決まっている。
やらない手はない。やらないつもりもない。
状況も気持ちもそろっているはずでした。
朝8時からテレアポ開始。残り4時間。
朝イチの電話でなぜか長電話が2件続き、すでに目標としていた行動数が怪しくなりました。
そして緊急の確認で、仲の良い女性の先輩から電話があり、対応しました。
その際に私の状況を知ってくださっていて、ちょっとアイスブレイク的な感じで入れてくれたのだとも思います。
この先輩とお話している時間が本当に救いで、心情を吐露していました。
しかしお互いやることがあるので、ササっと切り上げてテレアポに戻ろうとした瞬間。
涙が止まらない。文字通りの嗚咽。
涙声になるから電話ができない。
電話ができないから不安が増大する。
泣きやめない。電話できない。仕事できていない。
金曜日だから審議がある。
あれ、あれ、あれ、あれ。
秒速で、身体と心と実態が乖離していきました。
実態が地面だとしたら、
身体と心は早く地べたに戻りたいのに
風船が空に飛んでいくようにどんどん離れていく。
足をつけたいのにつかない。浮いてしまう。
重力は?あれ?
そんな状況になり、気づけば泣きすぎて過呼吸になっていました。
テレワーク。一人暮らし。
社内の人間はテレアポ中。しかも月末の最終日。追い込み日。
上司も追い込み中。同僚も必死に電話中。
こんな何も話せない状態で、ただ無言電話になるのが必至な状態で
誰にも助けを求められない。
藁にも縋る思いで、大学生の妹に電話しました。
のちにわかるのですが、たまたまその日の午前が休講になったらしく
奇跡的に電話に出てくれました。
社会人として私が何をしているのかよくわからないけど、
とりあえず仕事中に家族に電話をしてくるようなやつではない。
それを理解していた妹は、2時間ほど電話をつなぎっぱなしにしてくれました。
正直何を話したのか覚えていません。
11時半ごろ、
「姉ちゃん、そんな状況になって、今日は仕事やらんほうがええと思う。
たぶん電話もできんやろうから、とりあえず上司にLINE入れな」
と冷静に助言をくれて、
ゴリラ上司にLINEを入れました。
その午後から休み(結果、休職扱いになり)、2週間後に新規の部署の立ち上げが奇跡にかぶるというタイミングで異動して、その後9か月働いて転職しました。
詳細をもっと書くつもりでいたのですが、
この休職ドンピシャの話を書くのが心理的に負担(だったみたい)で、
1か月半も下書き状態から抜け出せませんでした。
転職の経緯とか、
役員と喧嘩した話とか、
気が向いたら番外編として書こうかなと思います。
ちなみに、休職3日前が誕生日だったんですが、
その時に中高の同級生が
「どうせ平日は遊べへんやろうから、持ってきたわ!」と
わざわざ家まで来てくれて、
家には入らず玄関先でハーゲンダッツ3つ渡して去っていきました。
休職するまでの3日間、そのハーゲンダッツしか食べておらず
よく生きていたなぁ、とハーゲンダッツ様を見るたびに思い出します。
命のアイスでした。
いつか自分の周りで、休職したり転職したりする人・悩んでいる人がいたら
恩返しをしていきたいなと思います。
次からは最近の話とか、よもやま話をつらつらと気軽に書いていこうと思います。
一旦、おしまい(仮)
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