【なぜ君は、科学的に考えられないんだ?】なんとなくをなくし、「科学的思考」で生きる
📚松尾佑一|なぜ君は、科学的に考えられないんだ?
こんにちは、皆さん。今日は、『なぜ君は、科学的に考えられないんだ?』という本から得られる科学的思考法に焦点を当て、仕事での成果を最大限に引き出す方法を探ります。
この本を通じて、「なんとなく」で行動してしまうことのリスクを避け、より明確で効果的な意思決定ができるようになるでしょう。具体的で論理的な思考を身につけることが、自身のキャリアにどれほどのメリットをもたらすか、一緒に見ていきましょう。
①科学的思考法
科学的に考えるとはどういうことなのか。それは「なんとなく」ではなく、物事を数値化し、具体的かつ論理的に考えることです。また、なるべく短文で表現することで説得力・理解力も上げることができます。
そのために一番大事なのは、まずは自分が理解することです。自分が理解・納得するための情報を集めたり勉強したりして、「なんとなく」をなくしていく。これが、科学的思考法です。また、「なんとなく」でなく、根拠ある判断は、後悔を少なくすることができます。
ぜひ、科学的思考を用いて、自分だけでなく相手にも納得してもらえる説明を身につけましょう。
②納得を得る伝え方
相手への説明を納得してもらう第一歩は、自分が理解することです。なぜなら、自分が理解していない「なんとなく」で相手を納得させるのは無理だからです。科学的に物事を考え、自分が理解できるようになったら、それを相手に伝える方法は、起承転結で説明し、話が一本道になるように意識することです。
起:状況説明
承:問題提起
転:解決方法
結:何をするか
また、説明していて自分が詰まるところをなくすことが大切です。自分が詰まる所は自分の理解が足りていない所です。なので相手も詰まります。「なんとなく」で相手には伝わりません。相手の納得のために「なんとなく」をなくすような説明を組み立てましょう。
③シミュレーションと実験
シミュレーションと実験のサイクルの意味を正しく知れば、これからの人生で、取り組むことに対する見方は大きく変わります。
シミュレーションとなると様々な要素がありすぎて、正確なシミュレーションができているのかわからない状態になりやすいです。加えたい要素はたくさんあり、シミュレーションは一つで足りません。また、シミュレーションで止まっていて先に進めないともったいないです。
そこで、複数のパターンでシミュレーションをし、各要素の変化量を複数のパターンで比較します。そこで注目するのは、変化量の大きい要素です。そして、自分の欲しい結果のために、変化量の大きい要素を中心に、実験を行いデータを集めます。実験結果から、さらに目的に近づく要素をシミュレーションし、再度実験を行います。あくまで自分の欲しい結果のために実験を行います。どんどん目的に近づけていくために、シミュレーションと実験のサイクルを高速化させていきます。
つまり、自分のほしい結果のために実験があり、まずは自分の目的を明確にすること。そして、目標達成に近づくためにシミュレーションで変化量の大きい要素を実験していく。当然、成功しないこともあるかもしれないが、そこでやめたら失敗になってしまします。本当は、ただ今回の実験が成功しなかっただけです。だから、成功する他の方法を探せばいいのです。「成功するまでやれば、失敗はない」と思って挑戦することが大事です。
まとめ
今回の記事を通じて、科学的思考法の基本とその仕事への応用について紹介しました。これらの技術は、ただのアカデミックな知識ではなく、実生活における多くの問題解決に役立つ実用的なツールです。ぜひ、日々の業務にこれらのポイントを取り入れてみてください。
また、他のチームメンバーや友人にも共有して、一緒に「なんとなく」をなくし、より良い結果を目指す一歩を踏み出しましょう。次の仕事会議やプロジェクトに取り組む前に、具体的な目標と計画を設定することから始めてみてください。
小さな変化が大きな成果につながることを実感するはずです。今日から科学的思考法を実践し、仕事の質を変えていくことが、成功への第一歩です。
学んだことは、実践することに意味があります。何か一つでも心に響いたヒントがあれば、ぜひ、24時間以内に何か一つ挑戦してみてください。
それでは、また次回お会いしましょう!
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