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第129回 帯すら愛おしくなる本

ブックブックこんにちは!

東京・神楽坂かもめブックスの柳下恭平と札幌・北18条Seesaw Booksの神輝哉、2人の書店店主が好きな本のことについて話すPodcast番組「ブックブックこんにちは」。
第129回のテーマは『帯すら愛おしくなる本』です。

俺たちは、忙しさの坑道のカナリヤ。/本の帯ってなんである?/今週のテーマ「帯すら愛おしくなる本」

【今週の選書】
柳下チョイス
『C.H.E.』井上尚登著(角川文庫)
神チョイス
『ぼくにはこれしかなかった』早坂大輔著(木楽舎刊)


ここは二人のセーフティプレイス。
しばらくずっと忙しい神さんと柳下さん。今回も忙しいアピールしちゃいます。疲れも隠しませんよ。ここでは素でいいですよね? 忙しいけど、僕たちは元気です!

そんな129回は、柳神会で盃を受けたふわさんからのリクエストで「帯すら愛おしくなる本」。何気なく見ていた本の帯ですが、これは日本独特のものらしいですね。知らなかった。

9割帯・全帯・雁垂製本などなど、本好きの方には常識かもしれませんが、私は初めて聞いた言葉でして、とても興味深かったです。
「ガンダレって部首の雁垂れ? あ、やっぱりそうなんだ。で、なんで雁垂れ??」などと、気になっていろいろ調べてみました。

「雁(かり)」という漢字の部首を「厂(がんだれ)」というところから、形が似てるので、「雁垂製本」と言うようになったそうです。おもしろい!

ついでに自宅の本棚から雁垂製本の料理本を発見。今まで何度も開いた本ですが、改めて表紙を広げてみるとイラストが全面に描かれていて全然違う本に見えたりして。


まさに、がんだれ。『LIFE あつまる。』飯島奈美著(株式会社東京糸井重里事務所)



近所にかもめブックスとシーソーブックスがないせいで、本はECサイトで買うことが多く、帯に惹かれて本を買う楽しみを逃していたかもしれません。こんど書店に行ったら、積極的に帯を見るという楽しみ方もできそうです。そうだ、書店に行こう!

リスナーさんがこういうテーマを投げかけてくれるおかげで本のマニアックな部分を知るきっかけになります。リスナーさんと一緒に作り上げていくポッドキャスト、それがブックブックこんにちは。
何を言いたいかというと、引き続き、お便りお待ちしていまーす!
お便りはこちらから♪
(ADユリコ)


配信日:2024年7月31日(水曜日)



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