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第121回 通勤電車で読みたい本

ブックブックこんにちは!

東京・神楽坂かもめブックスの柳下恭平と札幌・北18条Seesaw Booksの神輝哉、2人の書店店主が好きな本のことについて話すPodcast番組「ブックブックこんにちは」。第121回のテーマは「通勤電車で読みたい本」です。


ふたりの音楽談義で始まった第121回は、ポッドキャストウィークエンドで柳神会の盃をほんとに交わしてくれたゆうゆさんからのリクエストで「通勤電車で読みたい本」。

今は完全に車社会にいるため移動に本を読むことは皆無ですが、かつて電車通勤をしていたころはよく本を読みました。当時、本好きの上司がおすすめの小説を次々と貸してくれまして。それが「沈まぬ太陽」「大地の子」「不毛地帯」……と、山崎豊子さんの著作ばかり。ある時期に集中して読んだのでかなり影響されました。これから仕事だというのに「白い巨塔」の世界を引きずったまま、財前教授の総回診よろしく会社の廊下を闊歩してみたり。読む本でアイデンティティがゆらぎまくりです。

ちなみに、今なら帰りの電車におすすめしたいのは益田ミリさんの「スナック キズツキ」。疲れた心にじんわり沁みます。いつか帰り道でスナックキズツキに吸い込まれたい。
(こちらの本は第105回「恋がわからなくなった時に読む本」で紹介しています)

しまいには「なんでこの番組を聴いてくれてるんでしょう?」と疑問を持ってしまう謙虚なふたりのポッドキャスト、それがブックブックこんにちは。
今週も、気晴らしに聴いてネ!

(ADユリコ)

ふたりの選書はコチラ。
柳下チョイス
『声に出して読みたい日本語』齋藤孝著(草思社刊)
『銀河英雄伝説』田中芳樹著(徳間書店刊)
神チョイス
『ブルックリン・フォリーズ』ポール・オースター著(新潮社刊)

配信日:2024年6月5日(水曜日)


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