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第128回 10代に読ませたい詩集・歌集

ブックブックこんにちは!

東京・神楽坂かもめブックスの柳下恭平と札幌・北18条Seesaw Booksの神輝哉、2人の書店店主が好きな本のことについて話すPodcast番組「ブックブックこんにちは」。
第128回のテーマは『10代に読ませたい詩集・歌集』です。


神さんお気に入りのアイスの話/柳下さんが最近作ったこども向けの図書コーナー/本を贈るって素敵って話と、柳下さんの陣中見舞い/10代に読ませたい詩集・歌集

【今週の選書】
柳下チョイス
『サラダ記念日』俵万智著(河出書房新社刊)
神チョイス
『現代詩の鑑賞101 新装版 (ハンドブック・シリーズ) 』 大岡信著(新書館刊)
『今を生きるための現代詩』渡邊 十絲子著(講談社刊)


128回は柳神会で盃を受けた藤井の風さんからのお便りがテーマ。離れて暮らす娘さんにブックブックで紹介した本を贈ってくださっているとか。本当にうれしいです。

俳句や短歌っていいなあと思うことがある。あんな短い文章で、風景ばかりか喜怒哀楽も表現して、しかも心地いいリズム。
とはいえ普段、短歌や俳句に触れていないので、そもそもそれってどういう決まりだったっけ? ということを中学生の娘に訊くレベル。
で、いっちょ短歌を作ってここで披露しようじゃないのと思ったけれど、そんなカンタンにはできなかった。

夏休みの宿題のひとつに「俳句を作る」があるらしい。自分もその頃には授業で一句くらいは作ったはずで、もちろん覚えてないけれど、中学生の自分はどんな風景を切り取って、どんな句を詠んだんだろうか?

中三の風景。俳句ではないけど、ここに、開けられてないタイムカプセルがある。中三のときに紙粘土で作った、なぜかトマトの形の。今まで何度か引っ越してきたのに捨てられることもなくずっと今まで着いてきた。これを開ければその時の空気とともにそれこそ中三の風景が見られるだろう。
娘が同じ年になったら開けて家族で笑おうと思っていた。でも。ついに娘が同じ年になった今も開ける勇気がない。

学生さんは夏休みが始まりましたね。ブックブックこんにちはは夏休み中も変わらず配信いたしますヨ!
みなさま、暑さに負けず……いえ、暑さとは戦わなくていいので、楽しい夏を!
(ADユリコ)


配信日:2024年7月24日(水曜日)



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