第118回 山菜の本
ブックブックこんにちは!
東京・神楽坂かもめブックスの柳下恭平と札幌・北18条Seesaw Booksの神輝哉、2人の書店店主が好きな本のことについて話すPodcast番組「ブックブックこんにちは」。第118回のテーマは「山菜の本」です。
いろんな山菜が出回っていますね。春に苦味のある山菜を食べることで冬にたまった毒素を排出する効果があるとか。
山菜というと何を思い浮かべますか?
私にとってはタケノコです。大きい孟宗竹ではなく、根曲がり竹や姫竹と呼ばれる細いもの。神さんも紹介していたので、北海道でも食べるのか!とうれしくなってしまいました。
こちらは食べ方といえばもっぱらサバ缶入りのタケノコ汁。ソウルフードと言っても過言ではありません。
根曲がり竹は孟宗竹と違ってアク抜き不要です。その点は楽ですが、別の大変さがあるんです。小さい頃、父親がタケノコ狩りに行くという日は、家に帰りたくなくて寄り道をしながら歩きました。なぜって……きのこの山ならぬタケノコの山を前に、終わりの見えない皮むき地獄。あの細いタケノコを先っぽまで折れないように美しく1本1本手でむくのです。それらをビン詰めにして、お祭りなど人が集まるときにタケノコ汁を振舞うんですね。おいしいものをいただくのは簡単じゃありません。おまけに根曲がり竹は熊の好物でもあるので、近ごろは取りに行くのも命がけ?
ちなみに柳下さんも食べた行者ニンニク、数年前に庭に植えたのを思い出して見に行ったら、葉っぱが刈り取られてる!夫よ、これは雑草ではないのだよ……。
ところで、本編でも話されていますが、以前番組で紹介させていただいたフォークシンガーのphokaさんと、旅先でバッタリお会いしました。もうびっくり。生きているとたまにこういう奇跡みたいなことが起こるものですね。
今回もふたりが友情を確かめ合うイチャイチャ回となっております。聴いてネ!
(ADユリコ)
配信日:2024年5月15日(水)