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【100分de名著を語ろう】独裁体制から民主主義へ②
こんにちは。
1月19日(木)21時より、clubhouseにて、定例の「100分de名著を語ろう」ルームを開きます。このnoteは、主としてその回でのご参照用に作成しているものです。第2回放送(1月16日本放送)のテーマは、非暴力という「武器」でした。
以下からは、放送テキスト(中見真理さん著)の当該部分の「小見出し」に沿って論点をピックアップしていきたいと思います。
①クーデターも選挙も問題を解決しない
暴力で独裁政権に挑むのは得策ではない=暴力は相手の「得意分野」であり、さらなる暴力を引き起こすため。
クーデターは、「新しい圧政者」を呼び込む。
独裁体制下では選挙は機能しない。選挙結果が無視され、勝者(対立候補)は脅迫や逮捕、処刑される。
②「外部の力」への過度な依存は禁物
国際世論に訴えるのは有効だが、国内の抵抗運動がなければ、国外からの働きかけは起きにくい。
人々が自らを解放できる能力に左右される。
③非暴力闘争は「暴力なき戦争」
非暴力=受け身ではなく、意図的かつ積極的に仕掛けていくもの。
戦略を練り、周到に準備、運動家を訓練、規律を周知等が必要。
心理的、社会的、経済的、政治的な武器で闘う。
民衆や社会機関が参加する。
軍事行動に駆り出される兵士は、独裁体制の「犠牲者」。敵の人々と政治体制とを区別する。
独裁体制が対処しにくい方法で抵抗を展開する。
政治的な力を維持するために必要なものを断つ。
④独裁体制の力の源を断つ
四項目の達成が必要。
独裁体制を倒すという意思と、倒せるという自信。抵抗するスキルを強化。
民衆が関わる自主的な社会グループや機関の強化。
民衆を結集して抵抗勢力を強固に築き上げる。
全体戦略計画を立案して実行。
①独裁体制の力を源を断つ、②政治的柔術。
非暴力行動198の方法
抗議・説得 デモ行進、座り込み、抗議集会、公共の場での演説、ポスターやチラシを作成、シンボルを身につける、歌を歌う。
非協力 不買運動、税金の滞納、ストライキ、仮病を使ったズル休み、出来レースの選挙をボイコット。
干渉(介入) 断食、買い占め・投げ売り、通信システムや社会的・経済的機関、並行政府の立ち上げ。
⑤「政治的柔術」
相手の力を利用して、相手を倒す。
あくまでも非暴力を貫く。
⑥周到に準備せよ!
複数の手段を組み合わせ、戦略的に闘う。
打倒後のことまで考えて計画を立てる。
⑦計画を立てない活動家たち
計画が立てられたことは、ほとんどなかった → 理解や「慣れ」が足りていない。ナイーブさ。
宗教的信条に基づく運動家は、共有できない人を見下す傾向にあった。
⑧独裁者を倒したセルビアの民主化運動
学生グループ「オトポール!」(抵抗)が主導。
メディアと警察に注目して「攻撃」。政権を支える柱を弱体化させる。
⑨オトポール!からの広がり
バラ革命(ジョージア)、オレンジ革命(ウクライナ)でアドバイザー的な立場に。
「目的とその理由の重要性を査定」。
自由を達成するのに、何が障害で、何が促進することか。
独裁体制の強みと弱みは何か。どの程度権力の源を攻撃できるか。
民主化勢力と民衆の強みと弱み。何がそれを補強できるか。
第三者の状況はどうか。
⑩追記
※1月20日(金)以降、追記がされる場合があります。
今回の内容は以上となります。最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。それではまた!
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