【推薦盤・2】リヒテルのチャイコフスキーとラフマニノフ
こんにちは。今日はしばらくぶりに聴いている音源をご紹介します。というのも、Amazon Music Unlimited で聴いたチャイコフスキーの音質に、あまりにもがっかりしてしまったからです。このAmazonさんの配信サービス、もちろん外部スピーカーを繋いで聴いてみたのですが、曇った感じというのか、すっきりしないんです。
そこで気分転換にと、取り出したのが、ウォークマンでした。これをアンプに繋いで聴いてみると、何とも鮮やかでクリアな音で聴こえます。聴いたのは、以下のアルバムです。
1)チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン交響楽団)、
2)ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番(スタニスラフ・ヴィスロツキ指揮、ワルシャワ・フィル)
ピアノ独奏:スビャトスラフ・リヒテル
収録:62年(チャイコフスキー)、1959年(ラフマニノフ)
何と、60年も前の演奏だというのに、未だにこれが現役盤として売れ続けているという事実。演奏内容も申し分ありません。
チャイコフスキーは、カラヤンの豪胆な指揮と相まった熱演、一方ラフマニノフは、身もだえするほどに狂おしく、メランコリックに奏でられています。聴きどころは、第1楽章の中盤。オケが主題を再現し、そこに強靭な打鍵のピアノがかぶさる部分です。ここ、脳内ヘビーローテーションです(6分45秒~7分15秒付近)。
個人的には、この曲同士の組み合わせでは「ベスト」かもしれません。他の曲との組み合わせ、例えばラフマニノフに同じ作者の「ピアノ協奏曲第3番」や「パガニーニの主題による狂詩曲」等を合わすのなら、他のチョイスがあるかもしれないのですが、今のところ、これらの録音に匹敵するものは、すぐには思いつきませんでした。
ということで、今回はこれまで。お読みくださり、ありがとうございました。ではまた!