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【読書会】急きょ開催!『戦争は女の顔をしていない』
こんにちは。5月13日(金)12:46です。今日も雨ですね。
さて、急ではありますが、明日14日(土)13:00ごろから、clubhouse内で『戦争は女の顔をしていない』についてのルームを開きます。昨年放送されていた「100分de名著」(近日再放送がありました)、岩波現代文庫版、KADOKAWAのコミック版(現3巻)のいずれであってもかまいませんので、お話しいたしませんか。
というのも、KADOKAWAさんの「ブックウォーカー」サイトで、コミック版の1~3巻の電子版が無料でダウンロードできるからなんです。5月16日まで。これを機にお読みになってみてはいかがでしょうか。
以下、「100分de名著」テキストと、第1巻~第3巻について、ブクログに投稿した感想を再掲しておきます。
【100分de名著テキスト】
この重要な作品の存在を、知らずに過ごしていたことを不思議に感じた。番組で取り上がられることで目に止まったのは、幸いだったと思う。様々なキーワードが去来するが、ここで一つ挙げるなら「記憶」にしておこうか。つまり、人が「生きてきた」という事実に、どう向き合うのかということを問うているのではないかと感じている。戦争のような簡単には共有できない体験を、体験したがゆえに生きていけるのか、体験してもなお生きていけるのか。男性性がつきまとう「大きな物語」を突き抜けて語り、聴くということの試みがそこにあった。
既刊の2冊のコミック版に続けての読了。併せて、岩波現代文庫版に挑戦します。
【コミック版第1巻】
Kindleにて、サンプル読了後、本編をhontoで購入して読了。「100分de名著」2021年8月放送分として、原作が採用されていたのに合わせて読んだ。従軍洗濯部隊/軍医/狙撃兵/衛生指導員/高射砲兵/一等飛行士/書紀の7話を収める。全2巻セットとして購入したが、続刊がある模様。内容については、岩波現代文庫版へのレビューとして、別途書いてみたいので、割愛する。
【コミック版第2巻】
第1巻に続けて。旧ソ連の崩壊とともに、急速にソ連史への関心は薄れていったのではないかと思うが、「知らなかった」では済まない歴史がここにはある。歴史、過去の忘却は、ともすれば「冒涜」にもつながることを忘れてはならないだろう。続刊や、Eテレテキスト、岩波現代文庫版も、期待しながら読みたい。また、岩波新書の『独ソ戦』などにも手を広げてみたいと思う。
【コミック版第3巻から】
「ねえ あんた 一つは憎しみのための心 もう一つは愛情のための心ってことはありえないんだよ 人間には心が一つしかない」
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今回は以上となります。14日、ぜひお運びください。お読みくださいまして、ありがとうございました。それではまた!
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