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戯れうたCOMPLEX(11への追記)

歌詠めぬ日々をせわしく過ごせども文書き文読み友と戯れ
(2024/09/06)

24/06/16からパソコンに短歌を記録し始めてからの一か月半では160首を詠んでいるが、次の一ヶ月半、つまり9月半ばくらいまでの間は20首を読むのに留まっていた。この停滞は年明けまで続いていたのだが、その間に私は12月の文学フリマに向けての原稿に取り組んでいた。

仕上がった原稿は約8000文字で、編集を担当した友人との間での往復は10回近くに及んだと思う。これについては、いずれpdfファイル等での販売や、個人マガジンへの転載を視野に入れているので、ご支援を賜りたいと考えている。

君がため灯す灯りのわが前の道をも照らす光りとならむ
(2024/07/08)

文を書くことしかり、読書会を開くことしかり、それを読んでくださったり、参加してくださる友人たちがいてくれるおかげで続けられている。その逆では決してないと思う。

仏教説話に「貧女の一灯」というのがある。仏のために国王らが供養した灯火よりも、貧しい老女が自らの髪を売って作った灯火の方が、いつまでも明るく灯り続けていたのだという。私はそれについての記憶を違えていたのだが、好きな類の説話であることには変わりはない。

私には子どもはなく結婚もしたことはないし、財もない。これから先、年齢を重ねていくにつれて「できること」が減っていくことはまちがいない。しかし、それでもなお、「したいこと」「できること」「楽しいこと」は、見つけられるだろうし、見つけていきたいと思っている。誰か一人のためにだけに綴った文章であっても、それは自らの足元を、道を照らす灯火となることもまた、確かなことだと確信している。


【お試し版pdfを配布しています】
販売サイト「BOOTH」にて、「戯れうたCOMPLEX」バックナンバーを書籍データ化のうえ、販売していく予定です。24/01/16より無料お試し版を公開しています。よろしければダウンロードなさってみてください。


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しょうじ@マチナカ書房
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