
戯れうたCOMPLEX:25/01/04
私が意識して短歌を詠み始めたのは、2024年6月16日のことだったようです。Googleドキュメントにそう記録がありました。それに先立って知り合ったTwitterのフォロワーさんの数名たちと、「うたの日」等の短歌投稿サイトを利用するようになったのがきっかけのひとつでした。
また、たまたま友人から穂村弘さんの著作をプレゼントされたり、木下龍也さんの本を紹介されもしていました。
この「戯れうたCOMPLEX」は、詠んだ短歌を織り込んだエッセイ風の文章を書いていこうとするものです。よろしくお願い申し上げます。
睡眠についていささかの難を抱えている私は、短い寝起きを一日に幾度も繰り返さざるを得ないでいる。これを詠んだ日もおそらくは、ふつうの人が言う夜更かしをした後だったのだろう。
言の葉を寝起き頭で紡ぎつつ濃いコーヒーをちびちびすする
(24/06/16)
私は「ことば」の音に「葉」という漢字があてがわれているのが好きだ。木の葉と樹木との関係は、言葉や思いとその人自身との関係に、とてもよく似てると思う。また、社会を成して生きているということからは、一本の樹木と森林との関係をも想起させる。
木の葉や花は、言葉として樹木すなわちその人を飾るだけでなく、腐葉土となれば養分となり、樹木と森林を育む。つまり発した言葉が、その人自身を育むのである。それだけではない。森林は河川を守り、養分となって海に注ぎ、生命を涵養する。正しい意味で、言葉は生命の源とさえ言えるのだ。それゆえ、私は言葉を紡ぐ。いや、紡がざるを得ないのだ。
ところで、コーヒーは時々甘い缶コーヒーを買うこともあるが、主としてインスタントの「ブレンディ」を濃いブラックで飲んでいる。カフェイン耐性がついてしまっているからか、意外に遅い時間まで飲んでいることがある。逆に言うと、起きてすぐに飲むコーヒーが効いてくれないことが多いのだ。さあ、今日もお湯を注いで熱い「ブレンディ」をいれよう。
【お試し版pdfを配布しています】
販売サイト「BOOTH」にて、「戯れうたCOMPLEX」バックナンバーを書籍データ化のうえ、販売していく予定です。24/01/16より無料お試し版を公開しています。よろしければダウンロードなさってみてください。
いいなと思ったら応援しよう!
