【100分de名著を語ろう】林芙美子『放浪記』第2回
こんにちは。
2023年7月度の「100分de名著」のテキストは、林芙美子の『放浪記』です。第1回放送分(23/07/03)についてのTwitter等での反応は、概ね好評だったように思われます。今回のレジュメでは、第2回放送分(23/07/10)「お人好しの嫌われ者」について、テキストも含めて振り返ります。担当講師は、柚木麻子さんです。
テキストの「小見出し」
切れ味鋭い男性批判
唯一の「いい人」、松田さん
「いい人はモテない」は名作の条件?
パワハラとセクハラ
生活の足場としての恋愛
女たちの友情
年下の女へのやさしさ
フェミニズムで読み解く『放浪記』
芙美子は重度のお人好し
嫌われても生きるタフさ
※1.~10.の連番は採録時に付したものです。
主な作中人物(放送テキストでの登場順)
因島に帰った男 「島の男」。上京して彼の大学生活の最後の1年を同棲して過ごすが、卒業後に帰ってしまう。因島まで追っていくが、交際を家族に断られる。
松田さん 10円の借金があった。先の「島の男」からの「手切れ金」で、その借金を返済した。「いい人」認定されているが、毛嫌いもされている。
編集者 原稿を持ち込んだ芙美子を軽くあしらうばかりか、芙美子の作品を、自作として出版してしまう。
若い重役 芙美子にセクハラ。
二人の女達 氏名は不明。すぐに仲良くなっている。
お計さん かつての代議士の愛人。
秋ちゃん 19歳。2児の母。
俊ちゃん 子どもを堕ろしたことがある。
ベニ 不良のパパとつきあっている。女優の募集広告に騙される。
今回は、「話す」素材のご提供にのみ留めておきたいと思います。最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。それではまた!
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