見出し画像

100分de名著テキスト『心の傷を癒すということ』を読む~②

25/01/13(月)に放送された「100分de名著」の『心の傷を癒やすということ』第二回分に相当するテキストを読みました。第一回分については、以下に掲げてありますので、ご覧くださると幸いです。

第二回:さまざまな「心の傷」を見つめる・小見出し

※連番は引用者による。

  1. PTSDの四つの症状

  2. 癒えない傷が苦しみを深くする

  3. 子どもを喪った親の心の傷

  4. 親を亡くした子どもの心の傷

  5. 家族に生じる亀裂

  6. 「リアル病」がもたらしたもの

  7. 虚無感を癒やすには

  8. 「わかりっこないけど、わかってほしい」

  9. 心のケアはみんなのもの

メモ

  1. 原テキストが未読なので断定は避けたいのですが、本文の内容の紹介よりも、宮地さんによる語句や概念の解説パートが多いように思われます。そのため、理解が促進されたものと考えます。

  2. 冒頭の段落から「人間の心は、とても傷つきやすいものです(略)「悩み」というのも傷つきの一つです」とあって引きつけられます。

  3. PTSDの四つの主症状=①過覚醒、②再体験、③回避、④否定的認知・気分。

  4. 「異常な状況における正常な反応」(太字部分は、テキストでは傍点)が解消せず、症状が持続し悪化した状態がPTSD。

  5. 目立った症状を伴わない“生きづらさ”は、治療の対象になりにくく、回復が妨げられる。

  6. 「早く」立ち直ってほしい、「そろそろ」立ち直ってもいいころだろうという周囲の期待、そういう空気を作る社会や文化が癒やしを妨げる。

  7. 遺族はほんとうは十分に悲しみを表現したい。

  8. 「患者」になる前の、「悩みの相談」の段階でストレスを減らすような援助が求められる。

  9. リアルにこだわり過ぎることの危うさ。

  10. 生活の再建につまづいた人は、さらに生きづらさを深めている。

  11. 虚無感を癒やすのはモノではなく、やはり人との結びつきである。

  12. 苦しみを癒すことよりも、それを理解することよりも前に、苦しみがそこにある、ということに、われわれは気づかなくてはならない。

  13. 語られない苦しみを感じること、寄り添いつつ「待つ」ことが大事。

  14. 「わかりっこないけど、わかってほしい」のであった。

  15. 救援者が、被災者の体験や感情を聞くことが〈心のケア〉になる。


今回は以上となります。




いいなと思ったら応援しよう!

しょうじ@マチナカ書房
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。ときどき課金設定をしていることがあります。ご検討ください。もし気に入っていただけたら、コメントやサポートをしていただけると喜びます。今後ともよろしくお願い申し上げます。