ナンバーガールのチケットが当たったのでナンバガについて語ってみる(後半)
本日の30Kマラソン大会が台風で中止になり、自宅でのんびり過ごしているベースのけんごです。
大阪はあまり台風は影響なさそうで、本日の夜は久々にブックエンズのスタジオなのですが問題なさそうです。
ナンバーガールのチケットが当たったのでナンバガについて語ってみる(前半)を投稿しましたが、早速後半を投稿したいと思います。
ナンバガはメンバーが個性的→地味なメンバーが一人もいない希有なバンド
私もブックエンズでベースを弾いてて現役のバンドマンですが、これまでも多数のバンドを組んできました。
大阪に出てきてからも、3ピースバンド(アルファベッツ)、4人組(リプライズ)、5人組(バタフライ=1回のライブ・わずか4ヶ月ほどしか活動しなかったバンド)でベースを弾いてて、現在のブックエンズは4人組です。
バンドって人数が多くなればなるほど埋もれるメンバーも出てくるし、そもそも中心メンバーというのは必ずといってもいいくらいどのバンドにもいてますよね。
大体はボーカルないしギターボーカルが中心メンバーで、さらにそのギターボーカルがメインのソングライターだったりするとほぼそのメンバーのバンド、他メンバーはある意味「じゃない方メンバー」とされるケースがあります。
それが駄目なのかというとそうでもなく、中心メンバーがいて、それを支えるメンバーがいてというのもある意味バンドのあるべき姿の一つで、一人の人気メンバーによってバンドが成り立つ構図もバンドらしさであり私は嫌いではないです。
特にバンドの人気やイメージを考えた場合、全員が目立つべきなのか、バンド=メインのメンバー+それを支えるメンバーという形でやるのかもひとつのバンドのイメージ戦略でありプロモーションでありなのでどちらが良いかはバンドによるんだと思います。
だいぶ前置きが長くなっちゃいましたが、ではナンバガがどういうタイプのバンドかというと、これは間違いなく全員個性的がゆえに一人飛び抜けた人気メンバーという人気メンバーがいないバンドだと思ってます。
もちろん、中心メンバーという意味ではギターボーカルで作詞作曲を手掛ける向井さんが中心メンバーなのですが、いわゆる派手さは無いです。
そして他のメンバーも派手なメンバーはいないがゆえに全員が個性的で全員がそれぞれ中心メンバーとさえ見える、ある意味バンドらしいバンド、一人が引っ張るのではなく全員で「ナンバーガール」というバンドを形成してる稀有なバンドと思います。
それはナンバガというバンドの音楽性による部分も多いと思うのですが、向井さん以外のメンバーがそれぞれのパートにおいてかなりの個性を放っていることも大きいと思ってます。
20年前は、若手のバンドで「目立つ女性ギタリスト」「目立つベーシスト」「目立つドラマー」ってあまりいなかったように思うのですが、ナンバガはその「目立つ女性ギタリスト」「目立つベーシスト」「目立つドラマー」が全てメンバーとしているバンドだったので、正に稀有なバンドだと思います。
私の好きなナンバガの曲 TOP5
さて、ナンバガ、わずか3,4年のメジャーでの活動でしたが、たくさんの楽曲を残してます。
ジャンルとしては完全にオルタナティブと言われるジャンルで、アレンジ・サウンドの影響で一瞬メロディーも弱そうに感じるのですが、しっかりとメロディもあり、そこは作曲の向井さんの持っているメロディメーカー的なセンスが活かされてると思います。
そういう部分でピクシーズ(私も大好きなアメリカのオルナティブロック・バンド)に近いなーと思ってますが、カッチリ枠にハマってるバンドでも無いですし、特に当時の日本のロックシーンの中ではかなり個性的なバンドだったと思います。
ということで好きな曲はたくさんあるのですが、好きな曲を5曲あげてみたいと思います。
NUM-AMI-DABUTZ
この曲の出だしの切り裂くようなギター、その後入ってくる図太いベース、その後の展開、全てが素晴らしい曲です。
ちなみにこのMV、全てのアーティストの中でも私の好きなMVベスト5に入るくらい好きなMVです
透明少女
ナンバガのメジャーデビュー曲で、ナンバガの中でもかなりキャッチーな曲そしてキャッチーなタイトルです。
ナンバガといえばこの曲と思う方も多いと思います。
このちょっと鉄拳風なパラパラマンガなMVもいい感じです。
OMOIDE IN MY HEAD
ナンバガがメジャーシーンに影響を与えたあの一回目のライジングサンで1 曲目にやって曲で、2002年のラストライブで最後にやった曲でもあります。
そういう意味ではナンバガとしてもかなり思い入れのある曲なのかなと思ってます。
IGGY POP FAN CLUB
この曲もナンバガの中ではかなりキャッチーな曲ですね。
わかりやすいギターリフ・シンプルなアレンジも最高ですが、歌詞がものすごく良くて少しキュンとさえしちゃう曲です。
鉄風鋭くなって
この曲もMVがかっこいいですが、なんといってもアヒト・イナザワのドラムプレイが光る「アヒト・イナザワ節」炸裂な曲です。
全体通してザクザクと進んでいく正に「鉄風鋭くなって」のタイトルとおりの曲です。
最後に
今回2回にわけてナンバガについてブログを書いてみましたが、このブログを通してナンバガをいろいろと思い出してみました。
本当に良いバンドだったなーという懐かしさ
なんで全盛期にライブを観なかったんだという残念さ
復活してのライブでようやく観れる!というすごく楽しみな想い
が交錯して盛り上がってます!
来年の2月までまだまだ先ですが楽しみで仕方ないです!
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