広告ページを見て注文してくださった書店から御礼のメールが来ることもあり、書店とのつながりが強くなったと感じる。(波星社)
BookCellarのプロモーション機能※をご利用いただいている出版社さんにお話を伺うコーナー、第三回は波星社さんです。
第一回「トランスビュー」、第二回「至光社」の記事はこちら。
波星社は『立体パズル 恐竜図鑑シリーズ』や『立体パズル 楽器シリーズ』など本の形で流通するペーパークラフトを世に出してきた出版社。新刊発売の際に広告頁をご利用いただいてきており、今回はその背景や手応えについて、編集部に話を伺った。
しかけ絵本やペーパークラフト等の制作会社から出版事業へ
――まず波星社さんがどんな会社なのか伺っても良いでしょうか?
波星社 もともとは雑誌の表面加工をする会社のいち事業部で、出版社から児童書や雑誌の付録をつくる仕事を企画段階から受けていました。
そのときは波星社の屋号もなく、書店とのつながりもあまりありませんでしたが、この技術を活かして独立しようとなり2022年7月に独立しました。
――どんな本を出されているんですか?
波星社 下請け時代の経験を生かした子供向けのペーパークラフトや仕掛け絵本ですね。恐竜や楽器もありますし、知育パズルも出しています。波星社として活動を始めてから50タイトルは出しているんですよ。
――「子どもを笑顔に」がテーマと伺いましたが。
波星社 独立にあたり、弊社の理念として掲げました。本の企画自体もそうですが、より多くの方に楽しんでいただけるよう、価格も手に取りやすいものにしています。
――本の値段が高くなっている現状でそれは素晴らしいですね。
書店とのつながりを強める広告ページ
――BookCellarを利用されるようになったのはどういった経緯なのでしょうか?
波星社 出身が出版社の下請けの会社なので、書店とのつながりもなく、マンパワーも少ない状態で営業用のチラシを作るのも難しく、ましてや全国の書店に本を配ってまわるなんてこともできず認知度に課題がありました。そこでBookCellarに出会ったんです。
――FAXは送っていなかったのですか?
波星社 FAX営業はしていましたし現在もしていますが、たとえ注文が入ったとしても番線印が押されて戻ってくるだけで書店とのつながりができるものではありませんでした。
波星社 それにFAXのときは「もう送らないでください」とメモされて返ってくることもありましたし、反応も時間がかかることがあります。ほとんどの書店はFAX送信から一週間程度で返ってきますが、中には3週間後に返信があることも。
――そこでBookCellarを利用されたんですね。
波星社 そうです。BookCellarであれば電話番号もわかりますし、広告ページを見て注文してくださった書店から御礼のメールが来ることもあります。書店とのつながりが強くなったと感じますね。それに、BookCellarに広告を掲載することで我々の様に日の浅い出版社の商品にもご興味を持って、発注をいただけていますし、認知度が向上しているように思います。
――BookCellarへの要望はありませんでしょうか?
波星社 概ね満足しています。というか、実はまだ御社のサービスについて消化しきれていないところもありまして。例えば出版社専用ホームページ作成サービスのHONDANAについて、先日参加させていただいた説明会※ではじめて知りました。このHONDANAとBookCellarがリンクして使えたら良いですね。
――もっと周知に力を入れないといけませんね。努力します(笑)
波星社 やはりマンパワーが足りないのでBookCellarには省力化に期待しています。
――最後にひとことお願いします。
波星社 当社のスローガンである「子どもを笑顔に」出来る児童書づくりを行いながら、今後はお子様が弊社商品を実際に読んで、遊んで、体験できる、お子様がわくわくするようなイベント出店等検討して行きたいです。
――貴重なご意見ありがとうございました。
(取材・撮影 和氣正幸)