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総合商社ニュース(12月28日週)

明けましておめでとうございます。
新卒で総合商社に入社し、社会人2年目のYasuです。

明日から仕事初めの方も多いのではないでしょうか。
年末年始ゆっくりしすぎて不安になった私は、今日筋トレをしました。
急激な体力アップは難しいですが、徐々に通常勤務に慣れていきたいものです。

さて2021年も引き続き、週単位で総合商社関連の注目ニュースを紹介していきます。
今回は2020年12月28日~本日までのニュースです。

筆者ってどんな人?
2019年卒で、総合商社にて勤務しております。
出身大学はMARCHレベル。
就活時は幅広く業界を見ており、40社にエントリー。面接も70回以上受け、結果的に外資金融、外資コンサル、大手食品メーカー、広告代理店を含む6社から内定をいただきました。
noteでは、就活のコツや総合商社業界に関する記事を中心に書いています。
profile:https://note.com/bookbility/n/nfd1539ae83ba

総合商社ニュース(12月28日週)

2020年12月28日~2021年1月3日までの総合商社関連ニュースを紹介していきます。
情報元のURLも貼っておきますので、詳しく知りたい方はそちらもチェックしてみて下さい。

前回導入しました箇条書きでのニュース紹介の反応が良かったため、
今回も簡潔にまとめていきます。

三菱商事:国際協力銀行がベトナム石炭火力に1,800億円の融資

三菱商事が計画するベトナム火力発電「ブンアン2」について、欧州の投資家連合が撤退を要求していました。
(詳しくは以下のまとめをご覧になってください)

ベトナム政府が2050年の温室効果ガス排出ゼロを掲げたタイミングでしたので、投資家から厳しい意見が寄せられていました。
日経の1面にも掲載された大ニュースでしたね。

こちらのニュースについて以下アップデートがあったようです。

◆国際協力銀行(JBIC)は、三菱商事などが出資するベトナムのブンアン2に対し、約17億6,700万ドル(約1,800億円)の協調融資を決めた。

◆3メガバンクや韓国輸出入銀行などが参加する日本ベトナムの経済協力に基づく国策案件だったが、環境保全を意識した投資家から依然として批判が集まっていた。

◆3メガバンクは石炭火力への新規投資を原則禁止する方針を掲げており、この件も撤退予定。

◆イギリスのチャータード銀行を始めとする投資家が撤退を決める一方で、国家プロジェクトでもあることから、代わりにJBICが融資を拡大することになった。

三菱商事はブンアン2プロジェクトを進めていくようですね。
これほど投資家から批判があると、事業を始めた後もかなり厳しいかと思います。
最近のトレンドになっている「再生可能エネルギー」からズレたプロジェクトですが、国策案件なのでプレッシャーも大きいのでしょうか。

今後の動きを注意して見ていきましょう。

伊藤忠商事:購買データを活用する広告会社を始動

◆伊藤忠商事、ファミリーマート、NTTドコモ、サイバーエージェントの4社が設立した新会社データ・ワンが、2020年12月から本格的に始動

◆データ・ワンでは、ファミリーマートが持つ「50億人分の購買データ」と、NTTドコモが保有するdポイントクラブの約7,800万人の会員データや属性情報を、最新テクノロジーを使って突き合わせ、統合。
スマホの持ち主の好みに合うように最適化されたデジタル広告を配信することが可能である。

◆新しいターゲティング広告の運用を広告主に周知するため、まずはYoutube広告から着手していく予定。

◆データ・ワンに出資した4社から30代の若手社員3~4人がそれぞれ出向する。

◆データ・ワンは、伊藤忠商事が新たに設けた第8カンパニーの傘下で、今後も消費者志向の新ビジネスを開発していく。

総合商社の中でも圧倒的に消費者ビジネスに強みがある伊藤忠らしさの出ているビジネスですね。

膨大なデータを解析することで、ひとりひとりに合ったデジタル広告を作るというコンセプトは画期的です。
ファミマ、ドコモのデータ、サイバーのデジタル広告の知見の親和性が高く、トレンドも捉えているのではないでしょうか。

総合商社がオンライン広告事業を行うなんて誰も考えていませんよね!

伊藤忠商事、NEC、JAL 空飛ぶクルマの開発

日経の特集記事で気になったため、挙げております。

伊藤忠商事を始め各社、空飛ぶクルマの開発に向けて前進しているようです。
実現したらドラえもんの世界観ですよね。
以前から「夢のあるビジネスだなー」と思っていました。

一方で課題は、安全性。
車同士がぶつからないようにコントロールする司令塔が必要になってきます。

また、法の改正(ルール作り)も難しいようです。
国土交通省は航空法の中で、空飛ぶクルマの新しいルールを作るようですが、港湾や国立公園など既にルールが確立している場所については、個別に許可を取る必要があるとのこと。

官民様々なパートナーの協力により、ハードルを乗り越えていく必要があります。

まとめ

年末年始で企業のリリースが減っていることもあり、今週の総合商社ニュースは少なめでした。
毎週のように火力発電の批判、再生可能エネルギーへの称賛記事が取り上げられています。
まさにトレンドを感じますね。

伊藤忠の「空飛ぶクルマ」が実現されたら、皆さんは乗りたいですか?
私は安全性が確保されているのであれば、すぐに乗ってみたいです。
近未来でカッコよいですし、何より夢がありますよね。

総合商社はこのような夢のあるビジネスを実現していってほしいなと思います。

今週はここまでです。

昨年末、5大総合商社を幻影旅団に例えて、特徴を説明してみましたので、ハンターハンターを知っている方は読んでみて下さい!

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2021年もどうぞ宜しくお願い致します。

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