🍀イノベーションは「サボりたい」と言う気持ちから生まれる
🍀ラクして給与以上の成果を上げるにはどうしたらいいか
🍀遊ぶ時間を確保するため、勉強時間を短くするにはどうすればいいか
著者であり、60歳の時にライフネット生命(株)開業した出口治明さんは、ずっとこのことを原動力にしてきたそうです。
OECD(経済協力開発機構)によると、
日本人はユーロ圏の国々よりも長時間働いているにも関わらず、成長率が低い という直近データ(2018、2019年)があります。
このような状況下で、マネージャーのあなたがやるべきことが盛りだくさん書かれています。
先ず、個人の生産性を上げるための技術
次に、チームの生産性を上げるための技術
ここではチームの生産性を上げるための2つをピックアップして紹介します。
会議の進め方
数字、ファクト、ロジックで議論する
要するに
🔥🔥誰が正しいか ではなく 何が正しいか🔥🔥
組織の意思決定をする際には当然の原理原則です。
しかし、一般的に日本企業の意思決定が、外資系企業のそれと比較して遅いと言われるのは、それぞれの属性、出身、立場、年齢、過去の成功体験、現状維持バイアスなどをもとに議論をしていて、客観的なデータをもとに議論をしないことが多いからです。
数字:相互に検討可能なデータのこと
ファクト:データに関連する事項や過去に起こった事実のこと
ロジック:数字とファクトに基づいて実証的に理論を組み立てること
これらの客観的なエビデンスに基づかない議論ほど時間の無駄はありません。
マネージャーであるあなたは、このことを早く組織に根付かせましょう。
会議はサクッと終わらせる。
それが組織の生産性を上げる1つの手法です。
適材適所のチーム作り
人の能力は、それほど変わらない
ただ、得手不得手があるだけ
このことを知ってください。
マネージャーの重要な仕事は、
🍀部下の得意・不得意を見極めて勝てる打順を組む🍀ことです。
4番バッターは何人も必要はありません。
組織には8番、9番バッターが必要です。
適性を周囲の状況に合わせて適材適所の人材配置ができれば、個々の能力は伸びなくてもチームの生産性は上がるでしょう。
例えば、
喋るのが得意だが、書類仕事が苦手な人
喋るのは苦手だが、書類仕事が得意な人、を組ませれば強いチームができます。
ここでは紹介しきれませんが、他にも必見なのは↓
アウトプットが最大化する習慣 (第3章 最小の労力で最大の成果をあげる「インプットとアウトプットの技術」)
部下を叱るときの3原則 (第5章 コミュニケーションの技術)
です。
この本を読んでほしい対象としては、複数の部下もしくは1つの部署を現に率いている、もしくは近い将来そうなる、というマネジメント層以上の方にオススメの一冊です。
参考:知的生産術
著者:出口治明
発行所:日本実業出版社