私という名の独奏曲
■私は誰?
改めて自己紹介をしてみようと思いました。
ちなみにタイトルは私が好きな連城三紀彦さんの「私という名の変奏曲」をもじったものです。自己紹介と作品の内容に関係はありませんので、あしからず。
名前は水瀬文祐です。仕事はいわゆる事務職で、地域の方のために働いております。
趣味は読書。コロナ禍前まではオペラ鑑賞に出かけることも趣味でしたが、足が遠のいて久しいです。
他にもハーバリウムを作ったり、天然石を研磨してアクセサリーを作ったりするのも趣味です。
読書はほとんど小説です。
作品を書くための資料として色々な本を読むことはありますが、趣味としては小説ばかりでしょうか。それ以外の文学形態、詩や短歌などはあまり得意としないところです。
推しの作家は恒川光太郎さんや小林泰三さんです。小林泰三さんは亡くなられてしまったのが悔やまれます。連城三紀彦さんやポール・オースターも好きですが、作品の執筆中には読まないようにしています。もろに文体に影響を受けてぐちゃぐちゃに崩れるので。
有名な世界遺産がある街に(日本には山のようにあるでしょうが)家族で暮らしています。
■実は私、書店員だったんです
と言っても、勤務していたのは大卒後5,6年ですので、書店員としては駆け出しみたいなものでした。でも仕事としては、著者の方にお会いする機会があったり、ラジオのインタビューを受けたり、出版社に新人賞の受賞パーティに招待されたりと、得難い経験を色々させてもらいました。
現役の頃は発売日を把握しているのは勿論、著者、レーベル、タイトル、そしてその本がどの辺りにあるかも把握しておりましたので、妻からは人間検索機と呼ばれていました。今ではもう無理ですが。
仕入れしていい冊数とか、問屋に返本していい冊数などを数値化して目標を決めたり、というスタンス(当時社内でそうした仕事の仕方をする人はいませんでした)でしたので、パートスタッフさんからは随分嫌がられたと思います。
今なお、というより以前より書店が生き残るのは難しくなっていると思います。苦心して売り場を作っている現役の書店員の方は大変だろうと、その努力を尊敬したいと思います。
■noteを使って何がしたいか
最初は自分の書いた短編小説の発表の場として考えていました。
知り合いにだけ読んでもらえればいいかな、ぐらいのつもりで。
でも、小説家になりたいのなら、それではいけませんよね。
書店に並んでる本を誰が買おうと、それは自由です。
なら、誰が読んでも読むに耐えうるものを書けなければ、小説家にはなれない。
だから、今はnoteを利用されているたくさんの人に読んでいただくのが目標です。Xも活用して、そこから誘導して読んでもらう、ということも同時並行で進めています。
なので、Xでは140字小説にチャレンジして、読者を一人でも多く獲得してnoteに呼びたいと考えています。「スキ」や「フォロー」という形には残らなくても、読んでくれたらいいなと思うのです。
それから、コンテンツが小説だけでは執筆に時間がかかりますし、単調になりがちです。なので、以下のようなものもnoteには載せていきたいと思います。
書店員時代の思い出
私の小説の作り方
読書記録
ごく短い短編小説(2000字くらい?)
Xで連載形式で呟いている140字小説の完全版
その他四方山話
■私という名の独奏曲
私は今、みなさんの前に立って、「小説」という楽器を手にしています。
それをどう弾いてどんな音色の音を奏で、どんなジャンルの曲を演奏するか、決めるのは私です。でも私には、みなさん一人一人がどんな音楽を求めてやってきているのかは分かりません。
聴いてすぐ席を立つ方もいるでしょう。ブーイングをする方もいるかもしれません。ですが私は奏で続けます。
私として演奏できる、たった一人の独奏曲を。
もしお付き合いいただける奇特な方がいらっしゃいましたら、奏者としては望外の喜びです。どうか演奏が続く限りお楽しみください。
自己紹介になっていたのやら、という内容で申し訳ありませんが、今回はこの辺で。
いつでも観客席にみなさまがお越しくださるのを待っております。