bookcafeのコンセプトになっている『文学少女』シリーズ
私の読書人生に大きく影響を与えた『文学少女』シリーズについてお話しようと思います。
中学生の頃、角川ビーンズ文庫が好きで読んでいましたが、年齢を重ねるにつれ遠のいていました。
そして、本を読むことからも離れていた時に出会ったのが、『文学少女』シリーズの『”文学少女”と死にたがりの道化』(野村美月/著)でした。
この本を簡単に説明すると、
●文学少女である天野遠子は、物語を「食べちゃう」ほど愛している。そして実際に紙を食べる。
●名作文学をモチーフにして、話が進んでいく。
●物語を美味しい食べ物になぞらえて紹介している。
と、個人的にはそう思っています。
このシリーズのおかげで、名作文学を実際に読んでみたり、文豪にも興味を持つようになったりました。
私は、『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治)を何度も挫折している人間なので、文学作品はどうにも苦手意識が強かったのですが、遠子さんから語られる本の紹介を読んでから読むと、スッと入ってきて読むことができたのに驚きました。
本と食べ物という組み合わせは、私にとってこれ以上ない分かりやすい説明で、いつか本と合う食べ物も一緒に紹介できる何かをしたいなと思っていました。
そんな本と食べ物をテーマに本の紹介をしていくのが、bookcafe 文月です。
こちらに詳しく載っていますので、興味のある方は読んでみてください。
しろくま