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小学校教員のブラック技①~保護者対応~

 みなさんは、保護者対応でお悩みではありませんか?
 私は初任段階のときに一度だけ大きなトラブルになったことがありました。それ以降、いろいろと考える機会があり、今に至るわけです。ベテラン教員でも対応に困難さを抱えていた保護者とも信頼関係を築けるようになった方法を紹介します。はっきり言って、ブラックな方法ですのでホワイト教員信仰の方は見ないでくださいね笑

1、保護者との信頼関係がないことの地獄を考える

 もしも保護者との関係が悪いまま1年を過ごすことを考えたら、どうでしょう?私ははっきり言って地獄だと思います。子供もよくは育ちませんし、何かあるたびに対立が生まれる…。保護者ネットワークを乱される…。百害あって一理なしです。だったら、どんな方法でも信頼を勝ち取ることが最優先と考えるべきです。だからこそ、これからの方法が使えるのです。

2、保護者の抱えている問題について真摯に向き合う

 まずは、その保護者が何の問題を抱えているのかを知ることが最優先です。経済的困難?子育ての苦労?多忙?これまでの担任に対しての信頼感の損失?学校への不信感?だいたい担任引継ぎの段階でわかるはずです。そして、その問題に対しては教師が真摯に向き合うのが大事です!真摯に向き合うということは、時間外の対応でも応じる、私物を分け与える、ショートメッセージでの連絡、共感的な理解でどんな話でも最後まで聞く、などだ。少しでも相手の負担をなくそうと教員が努力している姿を見せることが大切。保護者との関わりの中で、こうした教員側の融通を利かせる態度は必須だと思う。これまで何度もこれを意識することで信頼関係を築いてきた。保護者の中には仕事に追われてどうしようもなく精神的に追い詰められている人がいる。多忙な子育ての中で、学校からの催促の電話…。はっきり言って、キャパシティオーバーです。学校側の都合を押し付けないこと。これが保護者との信頼関係を築く上で大切なことです。

3、方法の具体例

①電話連絡ではなく、ショートメッセージを活用。
→多忙な家庭を救います。文面にも残るため、時間に余裕ができたときに返信できます。これも真面目な教員ほど「ショートメッセージは危険!!」「時間外の対応はだめ!」と言う。保護者の思いを無視していると思われても、だめだと言い張るのはなぜでしょうか?真摯に向き合っていれば、そんなに時間外にメールがくることもありません。大丈夫です。相手も申し訳ないと思いながらも感謝してくれるようになります。

②ものがなければ、内緒であげる。
→経済的困難を抱えている家庭や、ものをなかなか買えない家庭もあります。そんなときは、こっそりとあげましょう。「内緒だよ!頑張っているからね!」と子どもにあげます。金額の高いものは要検討です。ただ、昨年度1年間買ってもらっていない場合は、やはり考えなければなりません。なによりも子どもがかわいそうです。周りは持っているのに、自分は持っていない。そんなとき、担任が救いの手を差し伸べたら保護者はどう思うでしょうか?「余計なお世話だ!」となりますかね?少なくとも感謝はされるはずです。それがきっかけで他のものを買ってくれるようになるかもしれません。まぁ、これは要検討ですがね笑 ブラックな方法ですよね?笑 賛否両論はあると思いますが、私は「子どもや保護者を幸せにして給料をもらっている」という考えですので。多少の身銭は切る覚悟をしています。どうもそこの考えが固いと、保護者との間に軋轢が生まれているようです。

4、結局のところバイアスを乗り越えること

周りがダメと言っているから。学校で今までやったことがないから。とかのバイアスは乗り越えましょう。私もそのプレッシャーにやられていたことがあります。よく聞くのは、「あなたのときだけやったら、次が困る」というやつ。聞き飽きましたね。確かにその考えが必要な場面(卒業式などの学校行事)はあります。ただ、保護者対応に限っては、そんなことは言ってられないんです。そして、私は思います。1人の教員が信頼を得ることができれば、学校が信頼されると。ようはきっかけなのです(誰が信頼される教員第一号になるか)。どんなブラックなイレギュラーな方法でも、保護者に寄り添ったほうがいいんです。それがきっかけで子どもが幸せになる未来が生まれます。と、強く思います!!
 なぜこれだけブラックという言葉を使うかというと、この中村健一先生の著書に影響を受けているからです笑 ちなみに、今回の記事に書いた方法は紹介されていませんよ!ですが、こんなブラックな方法も必要だと認めてくれるのではないでしょうかね…?(大学時代からの愛読書です!)


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