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「暗記する」戦略思考 「唱えるだけで」深く、面白い「解」を作り出す破壊的なコンサル思考

〇タイトル

「暗記する」戦略思考 「唱えるだけで」深く、面白い「解」を作り出す破壊的なコンサル思考 | 読書(93/1000)
著者 高松 智史

〇学んだこと

・打ち手に飛びつくな

著者の他書籍「コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト」にもあったように打ち手になる前に、論点を吟味したのちに・サブ論点を立てたのちに打ち手を考える。
いきなり、広告を打とう!ターゲットをここに!と言った施策よりにならず、まずはどんな論点でこの課題を解くと良いのかを思考する。

・戦略思考パターン

本書では具体的な解き方例を詳細に差し示して解説がある。
ここではエッセンスのみ記載する。
※ここだけ読んでも何も収穫できるものはないと思う。

1リアルに考える。シチュエーションを勝手に定義して、狭く深く考える。
ポイントとして、ユーザのセグメントを意味のある切り口で分類(デモグラ×職業×ユースケース etc)。
そして、意思決定フェーズ・商材と触れ合う順番(認知)・Before/Afterといった分岐点でそれぞれのセグメントに対しての課題を出す。
課題を出す際には地理的/資格的にどうやったら勝てるか、どの層がターゲットになりやすいか、ステークホルダーの利害関係をもとにより深く打ち手を考える。

2本当の競合はどこか?
コンビニの売り上げ増加の施策を打つとなった時に、コンビニだけを競合と定義しない。
スーパー、薬局、ネットバンキングなどあらゆる競合を想定した上で戦う場所を吟味する。

3そのまま思考
商材を変えたり、新規事業・広告・M&Aなどを考えたりせずにそのままの商品でどう施策を打ったら良いのか考える。
安易に値段や商材を変えるのではなく、今のままどうやったらマーケットフィットするのか。

4フチドリ思考
何が問われているのか?に注視する。
〇〇ではなくて、◻︎◻︎となっていることを論点にすることで、何を考えるべきかを吟味する。

・所感

実際のケースに当てはめて課題解決の思考をリアルに学べる一冊。
よくあるビジネス書のフレームワークがどうのといった抽象的なものでなく、具体的なケースの解き方を学べる。
抽象的なフレームワークを学べる本と本書の具体性に富んだ本書を読むと立体的に課題解決の思考法が学べそう。
ビジネス本を読んでみんな同じようなことを言っているな〜と感じたときに、本書のような具体に踏み込むと発見があるかも。

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