インテグリティという基準
英語をスキマ時間や休日に学んでおり、熟練度や流暢さを上げることに最近注力していますが、同時に英語の根底にある論理や思考習慣に個人的に興味があります。
こちらの本の著者さんである小林真美さんはNYU SternでMBAを取得され、25年以上に及ぶグローバルビジネスの経験から、特にアメリカ人の採用で重視されているのが「Integrity(インテグリティ)」という基準だと言います。
日本語では、高潔さ、誠実さ、清廉潔白さと翻訳されることが多く、言動が一致している、一本筋が通っている人を表現する際に使われます。このような価値観を測るため、採用の面接ではさまざまなビジネス状況を提示し、候補者がどのような判断を下すかを確かめるそうです。
私は今回この単語を初めて知り、今一緒に仕事をしている何人かが思い浮かびました。グローバルに活躍されているその方たちとコミュニケーションを取る中で最も印象的なのは、やりとりが明確、簡潔、具体的で、人を不快にさせない配慮が言葉の隅々にまで感じられ、Slackのやりとり1つで感銘します。
グローバルに仕事をする際は頻繁に会って信頼関係を築くことが難しいため、テキストやオンラインミーティングの言葉一つで信頼を失ってしまう可能性もあり、そうしたコミュニケーション方法を日々学び、真似するようにしています。
世界中の方と協力してビジネスを拡大をするために、Integrityを英語の流暢さよりも重視する信念は、アメリカに限らずどんな国で仕事をするときも重要であると私は思います。