【戦略構築編】MARCHから総合商社へ
始めまして!こんにちは!私のことを知らない方に向けて改めて自己紹介をすると、MARCHの大学を卒業し、現在は総合商社(5大)で働いている者です。就職活動の結果は総合商社を含む日系大手複数社から内定を頂くことができました。
※MARCH:明治大学/青山学院大学/立教大学/中央大学/法政大学
ビハインドを背負っていた私が総合商社内定という下剋上を達成するために行っていたことを惜しむことなくご紹介します!本noteは総合商社以外にも転用できるため、日系大手志望の方も見てみてください!
今回は面接準備編です!大きく3つのステップで書いていきます!
では早速いきましょう!
1.業界・企業研究で意識していたこと
大きく3つの流れがあります。
1-1: 総合商社業界の「本質的な」理解
1-2 :OB 訪問などで「どんな人間を求めているのか」を解像度高く理解
1-3 :自分とのリンクを考える
それぞれ書いていきます。
————————————————————
1-1 :総合商社業界の「本質的な」理解
●活用するべきもの
OB 訪問・セミナー・本・中期経営計画・統合報告書・企業の広報誌
総合商社だとトレーディング、事業投資、事業経営が主なビジネスモデルとして挙げられますが、表面的なビジネスモデルだけではなくて、「総合商社業界の歴史・特徴」「そのビジネスで何がわかるのか」「どんな利点があるのか」を本質的に理解することが大切です。もし興味のある商材・ビジネスがあるのなら、具体的な話を得られるとベストです。僕自身は OB 訪問だけでなく、リアルな話が載っている企業の HP・広報誌などは重宝していました。自分に転用できることはないかと常に考えていました。実際に参考にしていた 1 例を下に載せておきます。
<例>伊藤忠商事株式 HP Conflict https://career.itochu-conflict.com/
1-2: OB 訪問などで「どんな人間を求めているのか」を解像度高く理解
●活用するべきもの
OB 訪問(推奨)・セミナー・本・中期経営計画・統合報告書・広報誌
OB 訪問で「どういう人間が求められていますか?」と聞くと中途半端な答えしか変えってこないことが多いため、「業務でどんな時が苦しいですか?」と私は結構聞いていました。
そこから深掘りをして「こういう人間が必要」と逆算的に理解しました。また本当に苦しい場面を教えてくれるので、入社後の覚悟もかなりできた記憶があります。
また「実際に働いているなかで、様々な力が必要だと思うのですが、今振り返ると○○さんはなぜ内定を取れたのかと思いますか?」
この質問もおすすめです。
1-3: 自分とのリンクを考える
1-2 で考えた「どんな人が求められるのか」をどうやったら、自分の面接の中でアピールできるのかを考えます。後述するのであまり書きませんが、自分の戦うフィールドを決定したうえで、OB訪問では共通点が多い人から話を聞くのが大切です。
ただ、あえて違う属性の人にも OB 訪問をすることで面接での納得感はあるのかをチェックすることもありました。自分とのリンクというのは「求められる人」を自分のこれまでの人生・ガクチカのどの部分で伝えられそうかというのを思考するという事です。
2.自分の戦うフィールドと懸念点を整理する
2-1: 内定者の傾向とその学歴を分類する
2-2 :ライバルが話しそうなこと/話さなそうなこと、自分の懸念点は何か?
————————————————————
2-1 内定者の傾向とその学歴を分類する
総合商社業界の内定者の属性は非常に分かりやすいです。
体育会・海外経験・ブレイン(理系院生)・その他(長期インターン etc)になります。
学歴は旧帝/早慶/海外大/大学院生/その他(MARCH/地方国立など)です。
ある程度、大学群で枠は決められているように感じます。ただ、私が内定獲得後に人事の方に聞いた話は「その他学歴の枠は決めていない、優秀な人がいたら獲る、いないなら取らない、早慶とかと比較するとどうしても応募数・内定数は少ないね」と言っていました。
次にこの記事の読者の方が通っている大学群 から内定を取っている方に関して、OB訪問などを通じて傾向を分析してみてください。はっきりわかると思います。
2-2 ライバルが話しそうなこと/話さなそうなこと、自分の懸念点は何か?
2-1 の時点で戦うフィールド設定します。例「帰国子女×留学×学業」など。
次に同じ属性の人が何をアピールするか考えます。
自分なりに「総合商社で求められる力」を言語化して逆算的に、自分と同じフィールドで戦おうとしている人が何をアピールしそうか、逆に何をアピールしなそうかをひたすら考えます。
そこで自分の学生生活のエピソードで、それらの要素を惜しみなく伝えられるように面接原稿を設計していきます。
これをすることによって、
〇みんながアピールすること
⇒ 当たり前に伝える
〇みんながアピールしなそうなこと
⇒ 差別化に繋がる(しかも総合商社で求められる力に対応している)
⇒ 印象に残る・再現性がある
と一気に好印象を残すことができます。
3.面接で意識していたこと
3つの流れでいきます。
3-1: 面接時間をフルに使って「求められる力」をアピールすること
3-2 :経験の大きさではなく、「自分らしさと成長ストーリー」で勝負する
3-3 :話す際は「熱意・スマートさ・謙虚さ」を意識すること
————————————————————
3-1 :面接時間をフルに使って「求められる力」をアピールすること
入室・自己紹介から最後の一言・退出まですべてが面接時間です。一瞬も気を抜かずに「自分をアピールする」ポイントだけを伝え続けましょう。
・自己紹介:好印象持ってもらい、次の質問へのフックをかける。
・最後の一言:言葉選びと言い方を突き詰め、相手の心を掴みにいく。
この自己紹介と最後の一言で「何をどのように言うか」はかなり時間をかけて考えていました。内定数の少ない大学群の人はこの辺まですべて気を抜かないでください。論理性が伴っていれば、最後に人が動くのは「情」です。
3-2:経験の大きさではなく、「自分らしさと成長ストーリー」で勝負する
経験の大きさ(○○で優勝など)で勝負するのはあまりお勧めできません。上位互換が現れたらゲームセットになるので、勝率は一気に下がると個人的にも感じました。
またある1時点での経験が起点となっている強みよりも、20数年間生きてきた上での「様々な経験を繋ぎ合わせた(=ストーリー性のある)人生を通じた強み」の方が納得感が格段に上がるため、以下の2点を大切にしていました。
●自分らしさ
これまでの人生を振り返って出てきた「1 番の自分の強み」と定義しています。これを自分の言葉で言語化できると相当差別化ができ、インパクトも出せます。自己分析を通じて過去と今をひたすら見つめることで「自分らしさ」が見えてきます。
リーダーシップとか、巻き込むとかそんな薄いものではありません。
もっと具体で「人としての本当の魅力」を言語化しましょう。
●成長ストーリー
具体的には「自分の強み」1 つ 1 つに対して、強みを形成した大学以前からのストーリーを作成しました。また面接の質問時の回答に対しても「人生に根差した経験」を話していました。そうすることで自分という人間を深く見せるようにしていました。
この3-2の内容は下の記事に詳しく書いてあるので読んでみてください!
3-3 :話す際は「熱意・スマートさ・謙虚さ」を意識すること
これは文字のままです。この 3 点を意識して「聞き手が抱く印象」まで何回も面接練習を行いました。熱意とスマートさの両立が鍵です。
いかがだったでしょうか。
準備編ということで書いていきましたが、またガクチカ編や志望動機編なども需要があれば書きますので、イイねなどよろしくお願いいたします!
————————————————————
以下、私がOB訪問を100人して自分なりに整理した「総合商社ではどんな人が求められるのか」です。10項目書いてあります。
私はこの10の求められる力を整理したうえで面接でアピールすることを決め、差別化していきました。誰かの力になれたらとても嬉しいです。
<総合商社ではどういう人が求められるのか?>
・絶対に最後までやりきる人
・周囲を巻き込むようなリーダーシップを持っている人
・全員でゴールを目指せるような調整力(リーダーシップ)を持っている人
・困難な道のりの過程に「意味・意義を見出せる」人
・人懐っこくてどんな人からも好かれるような人
・組織的視点(経営者視点・経営思考)を持っている人
・現場目線を持っている人
・体力的・精神的にタフな人(ガタイも込)
・謙虚と自信を兼ね備えている人
・バカではない、自分で考えられる人
⇒なんで上記のように考えたかを書くと長くなってしまうので、自分で確認してみてください。この「どういう人間が求められているのか」に対してはサンプルを沢山取るのが大切です。私は総合商社以外もこのように求められている人物像を考えていました。
またお会いしましょう!最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?