【番外編コラム】田川の「トガリ」の原因って某高校の校訓じゃない?
こんにちは。いいかねPaletteを運営している株式会社BOOKでこのnoteを運営している高木と申します。
みなさん、大人気Podcast番組コテンラジオで配信されたこのお話、もうご覧になりましたか?
弊社の青柳社長が語るトガッた田川人。
話の流れでたくさんの田川人が出てきましたが、実は、ちょっとした共通点があります。
・樋口聖典 株式会社BOOK会長/ギチ
・上さん 飲食店オーナー/アーティスト/音楽家
・青柳考哉 株式会社BOOK社長
・城戸剛 元祖ケツクラッカー/株式会社BOOK元社員
このエピソードに関係する上記4人はすべて福岡県立田川高等学校(以下、「田川高校」といいます。)の卒業生なのです。(ちなみに僕も田川高校の卒業生です。)
トガリを生む校訓?
田川高校は歴史のある高校
福岡県立田川高校は、福岡県田川郡香春町にある高等学校です。
Wikipediaによると田川高校は地方に設立された高等学校として、割と古い歴史を持っていると言えます。
さらに、トガッた卒業生として有名な人には、以下のような人がいらっしゃいます。
・田中六助 - 元衆議院議員、元内閣官房長官
政権与党を担う政党の中枢で活躍した政治家です。調べると、かなり大きな影響力を持っていたということが書かれています。
・林えいだい - ノンフィクション作家
筑豊やその他の地域にあった炭鉱での強制労働や公害について取材を続け、いくつもの書籍を執筆。労働者の苦しい実態を知ってもらうために尽力したノンフィクション作家でありジャーナリストです。
・タイガー立石 - アーティスト
絵画、漫画、陶芸など、あらゆる表現活動を行い、名を馳せる一歩手前で、表現のジャンルを変えたり、イタリアに渡ったりした、ライク・ア・ローリング・ストーン(転がる石に苔はつかない)なアーティスト。2021年以降には、いくつもの美術館で巡回展「大・タイガー立石展」が開催されました。
・安部慎一 - 漫画家
伝説の漫画雑誌『ガロ』で人気を博した漫画家。高校卒業後上京し、漫画家を目指します。その時に住んでいた阿佐ヶ谷での暮らしを描いた『美代子阿佐ヶ谷気分』は映画化もされました。
詳しくは、Wikipediaのリンクを読んで頂けるとお分かりいただけるとは思いますが、どの方も、色んな意味でトガッた人たちです。
「水平線上に突起をつくれ」
これは田川高校の校訓です。
この校訓って明らかに「トガル」ことを推奨していますよね。
ある卒業生のブログによると、この校訓が刻まれてある石碑にはこのように続きがあるそうです。
水平線に
やおら突起をつくりつつ
富士より高く
なれよと思う
これは福岡県立田川中学校初代校長の田中常憲先生が説いた言葉であるとのこと。
やはり、明らかに「トガル」ことを推奨していますよね。「富士より高く突起をつくれ」それは「日本で一番トガレ」と同じ意味です。
校訓がアイデンティティに刻まれる
多くの田川高校出身者は、この校訓を覚えています。ていうか、忘れられません。
学校の先生、特に校長先生なんかは、挨拶のたびに、この言葉を言います。田川高校の卒業生たちは、卒業するまでにこの言葉を幾度となく浴びせられるのです。
ちょっと前には、X上でこんなやり取りもありました。
『読みたいことを、書けばいい。』の著者であり、ひろのぶと株式会社代表である田中泰延さんのツイートです。
のちに同社で出版した『全部を賭けない恋がはじまれば』の著者である稲田万里さん(コスモ・オナンさん)が田川高校の卒業生であることから生まれたネタツイートだと思います。
要は、そのくらい「水平線上に突起をつくれ」という校訓には、言葉としてのインパクトがあり、また、影響力があるということです。
誰もが知っているトガッた歌手
田川高校ではないですが、田川に関連するトガッたミュージシャンに井上陽水さんがいらっしゃいます。
井上陽水さんは福岡県立西田川高等学校を卒業されています。
そこで、福岡県立西田川高等学校卒業者でこのエピソードに関わっている人も紹介します。
・木村貴輝 上さんにつばを2回かけらた人物
・ささやん ケツクラッカーをした樋口会長の小中の後輩
「トガリ」の文化。個人的には、卒業した高校の文化的な何かが影響しているような気がしています。
以上、今回は番外編として、コテンラジオのエピソードに出てきた人たちの卒業した高校にフォーカスしてみました!
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