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二次元の人に恋をし続け大人になった人

 これは十年以上一人の人に想いを寄せているどうしようもない人のどうしようもない自己紹介。わかる人にはわかるのだけど、ここでは一応好きな人の名前は出さないこととする。昔は「夢女子」と呼ばれ、最近は「フィクトセクシュアル」という言葉も出てきたようだ。その言葉を頼りにタグを辿れば同じように次元の違う恋をした人達の記事が連なっている。だけれど、自分は妙に現実主義者なようで、未だ自分と彼の関係は存在しなくて、長い片想いをただただし続けている。

 前置きはさておき、いや、前置きの段階でもその後もだいぶ先が長そうだったので前置きだけ残して以下本文は出来るだけ簡潔に書くことを心掛ける。


はじまり

 小学校高学年。小五であったと思っていたが公式HPのログと一致しないため当時の正しい年齢は不明となっている。(尚、この記事書くのに数週間かけてる間に今年ちょうど15年になった可能性が出てきた。小六)初めて見た時三話目からであったが「見てはいけない」という警告が頭の中にあったが興味に勝てず見てしまった。それ以来彼が頭から離れなくなる。その後再放送で見ていなかった二話目にキスされる彼を目撃し、ショックを受け恋を自覚。二次元に恋するなんてありえないと思っていた。最終話で別の女の子とキスがあったものの気付かずにいて数年後に相手が彼と知る。だが原作彼に恋愛感情はないのでセーフ← ……セーフです。
 恋を自覚してそりゃもう悩んで悩んで悩みまくって数年経った十五歳の誕生日にようやく覚悟した。

所持品

・漫画既刊全巻、DVD、画集、複製原画……etc.
・自作ねんどろいどどーる(素体+カスタムヘッド+樹脂粘土。でも本物の彼じゃない)
・香水(某所で作ってもらったもの。先述したねんどろの服に香水をかけた紙を仕込んでいる)
・好きな人の名前の形の指輪(これは自分が十五歳の誕生日に彼を好きだから一生独身を貫くと決めた時から十年経った記念で作った。ただ自分が一方的に彼を好きでいるという女々しい誓い。でもそれでもまだ甘かったと思う。二十年経ったら、つまり三十五歳になったら普段から付けて、誰から見ても決めた相手がいると思われる指輪を作りたいと思う。その頃に指輪の意味はまた変わっているのかしら)
・手紙、日記の数々(捨てたい。捨てられない)
・白紙の婚姻届(某次元渡航局のもの。彼と結婚したい。でも彼の心を自分勝手に解釈して結婚できないと思った。実在するアイドルの婚姻届、勝手に出すのがいけないように、自分はできなかった。でも正直羨ましくも思う)

現状について

・理想と欲が入り混じって矛盾たくさん
・彼以外の人と結婚する気はないので一生独身。
・彼が結婚するとしたらきっと素敵な人なので幸せになってほしい。でも知りたくない。自分が隣に立ちたい。
・逢えるならフラれるとしても告白したい。でもフラれても諦められる気はしない。
・わかってるけど、ある日逢えたらなんて想像したりして。
・高一の時に友達に「いつか黒歴史になるよ」と言われたものの、それから十一年経ってしまった。

 基本的に好きになるのは三次元の人だったからまさか漫画の登場人物に恋するだなんて思わなかったし、こんなに本気だなんて思わなかったし、こんな何年も好きなままだなんて思わなかった。前述したフィクトセクシャルというのもただ単に彼に惚れてしまっただけの自分が言ってしまっていいのかわからない。二次元とか三次元とか存在するしないとか関係なくただ彼を好きなだけで、二次元キャラだったら誰でも恋愛対象として見られるだけじゃなくてもし仮に次好きな人ができるとしたら三次元の人なんじゃないかなと思う。基本的に恋愛対象じゃないんだよ。彼が例外なだけで。
 とりあえず、この先彼のほかに好きな人なんてできないと思うので、検索しやすいように「夢女子」「フィクトセクシャル」のタグは付けようと思う。
 そしてゆっくりでも少しずつ吐き出させてほしい。

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