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ブギーのび作、50歳を過ぎてベースを始めました(前編)

(2023年11月9日更新)

こんにちは、アラカン・ベーシストのブギーのび作です。
ベースを始めて6年が過ぎました。ベースのお陰で毎日とても充実しています。

この度noteをはじめるにあたって、自己紹介を兼ねて僕が日々ベースを弾きながら感じたことなど、このシリーズ「そうだ、ベースやろう!!」で書いて行こうと思います。
シニア・ベーシストやブランクのある方がまた音楽を始める際の参考になれば嬉しいです。



現在

プロフィールにも書きましたが、今は主にYouTubeLINE LIVE(現在ちょっと滞っていますが…)で演奏活動をしています。
そして4年前からベース講師の星野先生主催のオンライン・スラップベース練習会でアシスタントを務めさせて頂いていましたが、2022年10月からはのれん分け頂き、ベース練習会のモデレーターとして活動しています。



来歴

さらっと僕の来歴をご説明しますと、こんな感じです。

  • 10代~20代 ギターに夢中

  • 30代~40代 音楽から離れていました

  • 50代~   ベーシストに転向

以下に、もうちょっと詳しく書かせてもらいますね。


メタル小僧時代

10代から20代の若かりし日、僕はメタルにはまりゴリゴリのギターを弾いていました。オジー・オズボーン、アイアン・メイデン、メタリカ、なんかが当時のヒーローでした。

そんな中、別格で衝撃を受けたのが、スティーヴ・ヴァイ大先生でした。

パッションあふれる演奏なのに、それまでのロックには全く無かった複雑な空気感が漂っていて一気に惹き込まれて行きました。

ご存じの方も多いかもしれませんが、スティーヴ・ヴァイはバークリー音楽院出身でフランク・ザッパ・バンドを経て、イングヴェイ・マルムスティーンの後任としてアルカトラスに加入し、スーパー・ギタリストとしてブレイクしました。
その独特の感性は彼ならではのオリジナリティですが、一方でしっかりした音楽理論に裏打ちされているところにもすごく惹かれました。

その流れで僕も音楽理論を含めいろいろと勉強し、ギターもそこそこ弾けるようになって行きました。


沈黙の20年

そうやって20代後半までは、結構気合い入れてバンド活動を続けていましたが、いろいろと挫折もあり、30歳を過ぎた頃から他のことも忙しくなり、気が付くといつの間にか音楽から遠く離れてしまっていました。
バンドマンあるある…ですかね。どうなんでしょうね。

その後約20年の間に、何度か復活しようと思っては諦め、を繰り返しました。理由はいろいろでした。
メンバーが集まらない(特にベーシストがいない)、機材にお金がかかりすぎる、練習時間が取れない、ソロを弾くのが面倒くさい(ギタリストなのに…(笑))、とか、あれやこれや…。一番は、もしかすると気負い過ぎていて音楽を楽しめない、というところだったかもしれませんが…。


音楽ふたたび

もうバンドはいいかな、って思いながら50歳を過ぎて数年が経過した頃ですが、とある研修で「自分の好きなこと」を沢山話すことがありました。はじめは、好きな食べ物とか、好きな色、とか、無難な話をしていたのですが、だんだんネタ切れになってきて、つい「音楽好きです、昔バンドやってました」と言ってしまったんです。そしてその話はとても盛り上がり、研修の評価も良くなりました。

特に隠すつもりもなかったのですが、深いところまで話すことに気乗りしなくて、それまで仕事の場では音楽の話題は何となく避けていたような気がします。でも結局バンドの話が一番説得力あるものになったことで、なんか自分の魂の叫びを聴いたような気分になりました。

僕はやっぱりバンドがやりたいんだ!! って。


SCANDALとの出会い

そんなふうに気持ちがモヤモヤしてた時、日本のガールズ・バンドSCANDALが、結成10周年記念で発売されたベストアルバムのプロモーションのために出演していたラジオ番組を聴きました。
SCANDALは名前は知っていたのですが、その時はアイドルのイメージしかありませんでした。でも、改めて聴くとすごく楽しくてパワフルな曲ばかりで、楽しいトークの中にもすごく真剣に音楽に向き合っていることが伝わってきて、10年間着実にライブ活動を積み重ねてきた本物のバンドの魅力を感じたのです。

↑ これがその時紹介されていたアルバムですが、超おススメです。ロックとJ-Popの楽しさをミックスした、気分が上がる楽曲がたくさん詰まっています。


スーパー寄り添うベーシスト、てぃも

SCANDALの魅力は、4人それぞれの個性とバンドとしての一体感のバランスの良さだと思いますが、なかでもベーシストのTOMOMI(愛称てぃも)は歌も上手いけど本当にベースが上手いです。
いわゆる超絶テクニシャンではないのですが、普通の演奏の中でさりげなく難しいことをやってのけます。そして何と言ってもベースで主張するのではなく楽曲の魅力を最大限引き出すベースラインが超カッコ良いです。
トークでは天然キャラで笑いを誘ったり、歌ではすごく全体を引っ張る感じもありますが、ベース演奏においては、スーパー寄り添うベーシストなんですよね。

SCANDALを聴きまくるうちに、てぃものベースの魅力にどんどんはまって行って、僕もこんなスーパー寄り添うベーシストになりたい、そしてまたバンドで演奏したい、という野望がだんだん鮮やかになって行くのを感じていました。


突如ベースを購入

その頃はギターも数年間全く触っていなかったのですが、そんなある日、楽器屋さんにふらっと立ち寄り、気が付いたらベースを買って帰って来ていたのでした!!
あまり説得力ないかもですが、何かが始まる時ってそんなもんじゃないでしょうか。そんなにはっきりしたきっかけとかなく、とにかくベース弾きたいという衝動に突き動かされたように思います。

それから5年間、若い時と違って「ひたすら没頭」というわけには行かないのですが、弾ける日も弾けない日もベースのお陰で毎日がとても充実しています。
この歳になって、まだのびしろがあることが嬉しく、次々チャレンジしたいことが出てくることに驚き、気持ちが乱れた時も心の支えがあることに感謝しながら、日々を過ごしています。


つづく

と、長くなってきましたが、ベース買ってからどうしたのか、肝心なところまでたどり着けませんでしたね。
続きは日を改めて書かせて頂きます。
ではでは。



最後まで読んでくれてありがとうございます。何か1つでも参考になったなら嬉しいです。

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